(自力歩行へ(リハビリ_11)

<Index> 4/3 腿上げ歩行再開、Haruちゃんの旅  <動画お花見>  4/4 Felipe Camargo in Japan  4/6 腿上げ歩行動画  4/10 腿上げ歩行順調に続行  4/16 まだまだ腿上げ歩行  4/20 さらに腿上げ歩行  4/23 財団web修正   4/25ハイム花壇散歩   4/30 補装具のベルト調整  5/2 連休・Hair cut  5/4 連休SimonKumi  5/7 二本ベルト歩行  5/11 二本ベルトでどこまでも

4/3 腿上げ歩行再開、Haruちゃんの旅 4月初めてのDaycare。先月からの左足補装具装着不良がほぼ解決したので、気を取り直して筋力アップを目指して腿上げ歩行再開。筋力がつきそうな気がする。Haruちゃんはきれいな住まいが見つかって喜んでるけど東京生まれ東京育ちの女子に耐えられるか?がんばれハルちゃん!

 

4/3 Daycareでは花瓶の椿が美しく咲いていた。ボウリングは2位だった。

遅めの桜は急に満開になりそう!

<お花見>

金沢区役所公園の桜(私の今年のお花見

4/4 Felipe Camargo in Japan

彼の訪問は2024年の楽しみにしてたのだけど、この春はヨコハマには来ないみたい。ここに来るよりもっと豊かないい時間を過ごしているらしいのが何より。ここにFBの写真をアップしておこう。

4/6 腿上げ歩行の動画(良いように見える)。Komorebiでは病気で休んでいた人が復帰し、新人職員も入所している。我が家の室内もにぎやかで美しい。午後の「土曜Salon」(こちら) にはいつものSetsuさんが来てくれ、思い切って大きい声、高い声を出してみた。「いい声」と言ってもらえた。最初ガラガラ声でも、しばらく歌うとすっきりした声になった、勉強になった。いい日だった。

◆ 最初に動画を入れて、次に画像を追加すればよいようだ。。。

4/7 Sarah一家が来て、ついにお花見が実現4/8 歩行は「腿上げ」で。これで筋力をつけ(去年8月の転倒を乗り越え)左脚でしっかり体重を支えて歩くようにするしかないらしい。泣き言・言い訳は止めて「ナニクソ!」だ。4/9 「土曜サロン」開設チラシ作成(こちら 疲れた!)腿上げ歩行もきっちりやって、回数も増えている。筋力アップにつながると思う。

4/10 腿上げ歩行続行。こもれびリハ歩行、その他の活動も良好。ピアノはだいぶ上手になったし利用者同士&介護士さんとの関係も良い。春真っ盛りの帰路で撮った写真

4/12 Komorebiの出来事は、Ob-La-Di, Ob-La-Da(ちゃんと歌えた。みんな踊りだして大盛り上がり)、リハでは「いつかトイレに一人で行けるようになった時のための見守り訓練」を入れてもらった(かなり先だと思うけど!)Mr.Shimが復帰して少しずつ元気になる。「道」のロシア語練習で腹筋体操。Ms. Aiの「愛国の花」には参るけど。4/11 中野大先生から俳句を2句ほめてもらえた。うれしい。家での歩行練習でも途中にトイレ立寄りを入れて続行!

4/11Oisix
4/11 風景

4/16 まだまだ腿上げ歩行 ほほ順調に腿上げ歩行(と思ったが4/16Mr.Hayashiリハではやや不調で疲れた)。でも「これまでの練習をあまり変更しなくても良い」とも言われたので「腿上げ歩行」で続行。”骨の芯を一直線に感じて”のところは忘れないで。4/15のMs.Watリハでは「腿上げのあと踵から着地してそのまま足首へ体重移動」と言われているので、それを実行していく‼

池子の森の桜
光則寺の花海棠
平潟町バス停前のすみれ
ナスタチウム

4/17 こもれびでも戸外歩行ができて「腿上げ歩行」の良いことがはっきりしてきたと思う。こもれびの帰路、市大正面の桜を見ることができた。財団のWebPageが今日になっても去年2月のままなのが気になる。4/18Ms.K&Mr.UEに連絡「4/18中にアップする」とのこと。(内容は4/21へ)

4/17,8 こもれび施設・・・リハビリは順調。

4/20 さらに腿上げ歩行。この数日、気持ちよく歩行練習している。筋力がついてきている気がして気分が良い。財団Webでは、ちょっとスッタモンダ。私の往生際が悪いようだ。前の「財団紹介」画像の上に「募集説明会」の画像を上書きしてチェックしていない、など初歩的ミスが10+ほど。「有償での業務依頼はしない」とのことなので放置!

(ハルちゃんとはLineで会話)「4/21:このごろ歩行がわりあいスムーズで気分良いです。今日のニュースは、じぃじが山から採ってきて30cmぐらいになったコナラの新芽がきれいなので、下から写真を撮りました。森にいる気分を想像してます」(こちらも)

あちこちから、花の写真が届く

4/23 財団web修正 またまたスッタモンダの末、本日朝、約2時間で修正、気持ちがいい。

「1.「財団紹介」のページを見えるようにする。今の状態では、カバーフォト下の見出しの「財団紹介」をクリックすると「募集説明会」にとびます。(Ms.K)今回の更新で「財団紹介」は触っていなかったので、チェックしませんでした。今後触っていない箇所もチェックするようにします。(その他の指摘にも)「触ってないので・・・??」「全く覚えがないのですが、触っているうちに何かしてしまったのかもしれません。」など・・・そこが問題なのに!

4/23 ケアマネさん:SOMPOケア ラヴィーレ金沢八景(六浦)体験入所7-8000円/dayあり。「CI療法

OTWat,Ishidさん:腿上げ歩行、左足はそっと踵からおろす(そのあとスッと爪先が降りるように)、お尻に力入れるのを忘れずに。立っている時間を長くとる(歌唱・よい)。左足を高くしておく。・・・全部大事!

フリージアが咲いた
4/22 mishima meal
おいしいOisix

姥目樫:若葉が褐色であるところに由来

4/25ハイム花壇散歩 午前中20分の歩行練習後に11:30ごろハイム花壇散歩を強行。昨日の雨で歩行面がかなり湿っていたのを考えれば大成功。特に「今日のリハは終わり」と考えずに挑戦したこと。花壇の1/5ぐらいにオリーブの樹があるのでそこまで目指した。その直前で脚が疲れて危ないと感じ「引き返し」の判断。がんばりました!スマホなし、車椅子/椅子無し。

4/28 1か月に1回子どもたちが来てくれる楽しみな日曜日(平潟湾周遊drive_2)。それに世の中はGW。天気も良い。JohnからZoomの誘いが来たり、友人が来てくれたり。(Apr. 27, ’24 Salon)ただ、私は左足の補装具装着部分が落ち着かない、痛む。使いすぎ(バタンバタンと歩きすぎ)だと思うので、落ち着いてゆっくりやることにする。焦ってはいけない。

4/30 補装具のベルト調整 今日のベルト締めは、つま先のベルトをほぼ使わないで2本で歩いたこと。踵に重心を移して歩くようにしたら大丈夫だった。「大丈夫、絶対あきらめないから・・・」と宣言して。匂バンマツリが咲き始めた。家じゅう花いっぱいだ。


5/2 2本ベルト歩行で頑張ってみている!葛藤もあるが前向きなのが私。財団事務についてU理事にいろいろ進言したがかなり疲れた(心理的にも)。Roger McGintyが日本に来ている。Felipe CamargoEnjoy…a unique wonderful city!!!って。

世の中は連休後半。関口の一家は今日から鎌倉だ。私は久しぶりのHair Cut。Harumiさんが写真を撮ってくれた。


5/4 連休SimonKumi Kamakuraに来ている二人が八景に。父親にそっくりの態度・動作をするSimonには笑った。ここに来たあと、私は家、あとの三人は三崎漁港へ。いいなぁ。私も今年の年末にはGTT Chrismasには「Andreaの家に行きたい」と希望を出しておいた。楽しみが増えた。



5/7 補装具Two-belts歩行にもだいぶ慣れてきた。ものは考えようだ。できないことを考えすぎるより、できる範囲で智慧を絞り柔らかく考え、納得するよう努力することも大切だ。

身体が、特に左腕が異常に重く感じるときもあり、そんな時は「こんな状態がずっと続くのはたまらない」と思うこともある。何かいいこと・楽しいことを思うようにしても思い浮かばなかったりする。それでも、家族友人知人から便りは届くし、いろんな相談とかも届く。それに応えたりしていると楽しくて少しずつ元気が戻る。贅沢を言ってる場合ではない。この2週間は財団事務のことで忙しかったし、5/5John、Emily達との楽しいZoomTalkもあった。5/6Dr.Ogawaとのやりとり、GTTのひとたち、FB友人からのたくさんの通信もあった。忙しい毎日だ。

Screenshot

それから、この数日は左手がちょっとずつ動いているではないか!匂蕃茉莉が咲き、ゼラニウムが赤く咲き、小さい薔薇も新芽を出している。今日は曇りだけど穏やかな天気だ。鎌倉の家からカラタネオガタマとシャリンバイの小枝が届き芳香が漂い、Ms. Hayaとのリハビリの時間も楽しい。Noritakeの新しいマグカップも届いた。夕方の歩行では,よちよちだけど杖なしで歩いた。2-3mだけど・・・。楽しかった。

0507朝
Lovely!
Ms. Kasuya

5/11 二本ベルトでどこまでも  去年の秋から計画してようやく訪問できたMr. Mrs.Shimdの薔薇の庭.

Salon, Rose Garden Visit, May 11:photo album)

庭からのアプローチが少し難しく気落ちしたりもしたが、考えすぎるよりやってみたほうが早かった。門のところのスペースまで登ったら、庭の薔薇たちが私を迎えてくれた。「車椅子の通行は無理」ときいていたので外から見ただけでも良いと思って行ったけど、庭の中‣奥のほうまで美しく設計された素敵な薔薇の庭だった。車いすで進み、手すりに沿って歩き、アーチを眺め、薔薇の芳香を楽しんだ。そのあと玄関先までお邪魔しておいしいローズティーをいただいて帰った。レンガを砕いてアレンジした道の歩行も思ったよりスムーズに出来た。帰宅後のヘルパーさんとの歩行訓練も調子よくいい感じだった。良い日だった。Hanadさんの心遣いもうれしかった。(Salon, Rose Garden Visit, May 11:photo album)


10年ほど前から知っていたけど、ちゃんと聴いたことはなかった。今回もNHKの「クラシック倶楽部」を録画し聴いただけだけど、とても素晴らしい。力強い男性的な声が美しい、歌い方・技術がよい。なめらかなフレージングが心地よい。

R.シュトラウス:万霊節

(Allerseelen)作品10-8は、リヒャルト・シュトラウスの歌曲

1885年10月3日に、マイニンゲンで書き上げられた。ヘルマン・フォン・ギルム(ドイツ語版)の詩に付曲したシュトラウス最初の歌曲集『「最後の葉」(”Letzte Blätter” )による8つの歌曲』作品10の一曲。シュトラウスの歌曲の中でも特に演奏機会の多い作品で、畑中良輔は、「この比類のない美しさと清純さは、彼の壮大な交響詩が滅ぶことはあっても、おそらく永遠のものとして残るであろうと思われる」と述べている。

楽曲: 変ホ長調、4/4拍子。万霊節の日に、亡き恋人への想いを語る詩に基づく。息の長いフレーズで通作されており、素直に歌われる第1節、少し陰りを見せる第2節、序奏の旋律を用いて盛り上がる第3節、と設計されている。異名同音的な転調も効果的に用いられる。

原詩

Stell auf den Tisch die duftenden Reseden,
Die letzten roten Astern trag herbei,
Und laß uns wieder von der Liebe reden,
Wie einst im Mai.

Gib mir die Hand, daß ich sie heimlich drücke
Und wenn man’s sieht, mir ist es einerlei,
Gib mir nur einen deiner süßen Blicke,
Wie einst im Mai.

Es blüht und duftet heut auf jedem Grabe,
Ein Tag im Jahr ist ja den Toten frei,
Komm an mein Herz, daß ich dich wieder habe,
Wie einst im Mai.

浜離宮朝日ホールのコンサート

Schubert Lieder (Wigmore Hall Live 2016)

◇序章
シューベルト:幸せ D433

◇由来
レーガー:子供の祈り op.76 No.22
ブラームス:子守歌 op.49 No.4

◇場所
シューベルト:孤独な男 D800
ブラームス:月の夜 WoO 21
シュレーカー:森の静寂

◇ひとびと
R.シュトラウス:万霊節 op.10 No.8
シューベルト:夜曲 D672

◇国境を越えて
プーランク:ハイド・パーク FP127 No.2
ブリテン:グリーンスリーヴズ
ヴォーン=ウィリアムズ:静かな午後
ビショップ:ホーム・スウィート・ホーム(埴生の宿)


◇エピローグ
グリーグ:6つの歌 op.48

ブログ di LunaさんのBlogより; このリサイタルでは、ドイツ語でいうHeimat(ハイマート)「魂の故郷」というものをコンセプトとしている、という話。見事な歌曲コンサートで、バリトンの張りのある英雄的なフォルテと、抑制のきいたきれいなピアノの声、そっとやわらかく、そして開放的にとコントロールが聴いた歌唱と、本当に見事な歌曲演奏の連続で、あっという間の2時間でした。

<歌唱・演奏について>
 最初のシューベルトの「幸せ」という曲を聞いたときは、しっかりとした歌唱に多少深く響きの良いバリトンで、見事な声だな、と思ったのが第一印象でしたが、その歌を聞くに連れて、それがほんの一面に過ぎないことに気づきます。
 むしろ、その歌唱の特色は、抑制のきいたピアニッシモの美しさかもしれません。有節歌曲でも微妙に繰り返しごとに表情が違い、とても丁寧に歌っている感じです。そして、ちょっと溜めのあるような語り口で、ゆっくりとピアノの声でじっくり聴かせる感じの歌が絶品です。
 気づくのは、そのピアノの声は、一種の裏声なのかもしれないですが、地声との間に切れ目なくスムーズに声がつながっていること。されに、「切れ目なく」という意味では、どこでブレスをしているのだろうと思う、絶妙な息継ぎが、本当に見事で、全編、ゆっくりで、ささやくように歌うのが長く続いても、まったく息継ぎをしていないような滑らかな歌唱に関心しました。
 一方、堂々と力強く歌っても声がよく響き、言葉も滑らかですし、早口で明るく、跳躍するような曲、フランス語で「エスプリの効いた」ような曲も、全体がとても均質に広がって響くところが本当に素晴らしい歌唱でした。シュレーカーの「森の孤独」は情景描写が素晴らしく、R・シュトラウスの「万霊節」は、シュトラウスらしくしんみりと、でも厳粛かつ芳醇な感じ。

Benjamin Appl Recital (Hong Kong Debut)

Original deubt on 23 April 2018 at Concert Hall, Hong Kong City Hall.

00:00 J.Brahms: Mein Mädel hat einen Rosenmund(私の娘はバラの口を持っている) 01:53 R. Strauss: Allerseelen(万霊節) 04:54 F. Schubert: Nachtstück 11:00 F. Schubert: Drang in die Ferne 14:06 F. Schubert: Der Wanderer an den Mond(月への放浪者) 16:24 A. Strauss: Ich weiß bestimmt, ich wird’ dich wiedersehen 

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宮芳平画文集 野の花として生くる。が届いた。何の装いもなく野の花や自然なるもの、自分の生と絵への憧れ、美術教師としての喜び悩みをつづった画文集。ミレーになろうとし、ゴッホやセザンヌにも見えるような絵をひたすら描いた。美しい画集だ。(Yoshihei Miya: 1893-1971, age77)  2011:「路傍の聖者ー宮芳平展」


雪解くる頃
「川の縁を通る時に 水の匂がしました  都会の人よ 水の匂を知っているか  いい匂です すがすがしい匂です  この匂がすると 春が来るのです ・・・」「雪解くる頃」

練馬美術館で見た「自画像」

「地面に落ちた草の種が、そこから芽を出し生え出るように、俺も自分が置かれた場所から芽を出し生え出る、そこがあまりいヽ地面で奈かったとしたところで、それが何としやう、芋の種は決してそこから動かない・・・」

自画像

「路傍の聖者ー宮芳平展」2011

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私にとってSanta Luciaとの出会いとその歴史は長い。最初は幼いころ母が歌っていたサンタルチア、イタリア語だった。その後は学校で歌ったり、みんなでうたったり。2004年イタリア・ヴェネチアでゴンドラに乗った時ゴンドリエが歌ったSanta Luciaに涙が出た。

このごろ少しずつ声が出るようになりいろいろな曲に挑戦するがなかなかうまくいかない。今はこの懐かしのサンタルチアでDas Veilchen_2♪も忘れてないけど。

須藤さんの歌
♪ Santa Lucia ♪(2018/3/18)
今日の成果は「Santa Lucia」 (2024/2/20)
うた、ピアノ、音楽のこと
(My Santa Lucia)
SANTA LUCIA
Teodoro Cottrau, 1835
Transcribed and Published 1849
(Stanza 1)
Sul mare luccica, l’astro d’argento
Placida è l’onda, prospero il vento;
Sul mare luccica l’astro d’argento
Placida è l’onda, prospero il vento;
Venite all’agile barchetta mia;
Santa Lucia! Santa Lucia!
Venite all’agile barchetta mia;
Santa Lucia! Santa Lucia!

(Stanza 2)
Con questo zeffiro così soave,
O, come è bello star sulla nave.
Con questo zeffiro così soave,
O, come è bello star sulla nave.
Su passeggeri, venite via;
Santa Lucia! Santa Lucia!
Su passeggeri, venite via;
Santa Lucia! Santa Lucia!

(Stanza 5)
O dolce Napoli, O suol beato,
Ove sorridere volle il creato,
O dolce Napoli, O suol beato,
Ove sorridere volle il creato,
Tu sei l’impero dell’armonia,
Santa Lucia! Santa Lucia!
Tu sei l’impero dell’armonia,
Santa Lucia! Santa Lucia!

自力歩行へ(リハビリ_10)

<Index> 2/15 音楽の勉強   2/18 友人と    2/20 Santa Lucia♪   2/22 誕生日!  2/24 土曜日の介護help   2/26 杖なし歩行&「普通歩き」?   2/29 音楽の勉強2   3/3 3月だ!  3/7 宮芳平の本「野の花として生くる」   3/8 Komorebi, long”Short Stay“  3/12 左足の痛み  3/21 Extended Family and Friend  3/23 「国際派」友人たち  3/24 「正しい」ヘルパーさん利用   3/25 若草夜間休日往診開始  4/1 腿上げ歩行で(平潟湾周辺Drive)!   4/1 Haruちゃんの旅立ち

2/15 音楽の勉強について:このごろは家ではHaru-chan医学部挑戦に意識が集中。あとのことはどちらかと言えば「どうでもよい」感じ。私の関心事「音楽」について言えば、Komorebiのカラオケに力を注ぐのは「エネルギーの無駄遣い」だと悟った。2/14Ohnoさんが「遥かな友へ」を伴奏無しで歌ったときの他の人の「それ、なんの歌?何の歌なの?」(「聞いたこともない曲だわ、なんで歌うの?」の意味)の大合唱でショックというか、あきらめの境地になった。2/14は私のピアノ練習の時も演歌か流行歌が大きく鳴っていて、私にピアノに集中できる神経はなかった。(途中でやめた。その選択肢しかないのは知っている。)そこで、私はkomorebi では他の人のことを考えて誰でも知っている曲のメロディを弾く時間を短くし、力を自分の好きなシューベルト、メンデルスゾーンなどに向けることにする。メンデルスゾーンの「春の歌」始めようっと!Score  2/16 このことを訪問看護師さんとMr.Shim氏に打ち明けたらMr.Shimは「いろいろあってもGoing Mywayで行くのが正しい」と諭してくれた、その通りだ。納得。メンデルスゾーンの「春の歌」始めたけど難しい!!

誕生日祝いの句「梅が枝も喜寿を祝って香りたち」ありがとうShimさん。

2/18 親友Matsuさん。いつも私の近くで相談に乗ってくれ、一緒に勉強し役に立つことばかり教えてくれる大事な人。忙しいのに来てくれるやさしい人。家族のこと、沖縄のこと、歌のこと、健康のこととと介護のこと。何を話しても楽しく役に立ち元気になる。家でご飯も食べてくれた。一緒にサンタルチアを歌った!次は♪Aux Champs-Elysees だ。

2/17 の孫の受験はやや足踏み。国立も頑張ってもらうことになった。大変だけど頑張ってもらうしかない。最後は理科大薬学部がある。でも諦めるな、Never Never Give Up

少々皺加工!

2/19 2週間ぶりの訪問理学リハ。わりとうまく歩けた。そのほかの筋トレもうまくこなせた。長い目で見れば、良くなっていると思う。右足の訓練で車椅子歩行時の足の使い方、歩行の前の準備運動など、だいたい正しかった。良かった。

昨日のMatsuさんの話でも、「2年で左手が動くようになった人がいる」と聞いたように思っていたが,よく確かめたら「5年ぐらいで、少しは(ものが持てるほど?)動くようになった。」とか。

2/20 歩行練習は左足を踵からつま先までべたっとついて歩くようにしてみている。今日の成果は「Santa Lucia」。立って歌ってみた。(カラオケでやってみようか‥とか、まだ少しは拘っている)高音は「レ」まで。歌の練習YouTubeに合わせて歌ってみた。ほんの3分ぐらいなのに膝が疲れて車椅子に戻るのが難しかった。部屋には花がいっぱい咲いていて、水仙の香しい香りも素晴らしい!(こちらも)

Santa Lucia 練習用音
誕生日カード

2/21 こもれび浴室でリフトから滑り落ちる事故。傷はなく打撲感少々、麻痺している左足のダメージがイマイチわからずやや不安。”精神的不安”は以前より耐性ができた。入浴後の歩行リハ、ピアノ練習、その他「誕生日会」も普通に過ごして帰宅、誕生日会は楽しかった。Daycareではこの頃私の親しい人たちにお休みが続くのが心配だけど。2/22 リフト滑り落ち事件はもう大丈夫だ。誕生日ケーキは甘かった。水仙の芳香を楽しみながら歩行練習も3回。Hyacinthusも美しく咲いた。の水仙・ヒヤシンス、のハイビスカス、の菊、のシクラメンが全部咲いてる不思議な空間だ。

3月Calenderぬりえ
土曜有料介護サービス

2/24 なぜか少々体調不良。Komorebiの友Niinohさんの病気のことが心配で(自分の未来も不安になって)。病気や老化は世の常、受け入れるしかないのだ。今日は初めて土曜日の臨時介護サービス依頼。とても良かった。楽しみにしているFelipeの訪問は難しいのかな?

2/26 杖なし歩行? 先週の浴室事故から寒い日も続きやや不調だった。土日、KenとHitosと話しても、疲れたりした。でもSimonのSlypeはうれしい。2/25のHaru入試は良くできたらしく安心し、2/26は晴れて暖かく体調も戻ってきた。足の痛みはフットレストが当たるのを放置していたせいだとわかったし。浴室事故も完全に問題なく、今日はPT Watanさんと将来杖なしでも歩ける準備(ちょっとオーバー?)を開始したから。補装具なしで立ち、左足に重心をかけ手すりに置いた手を(ちょっとだけ)放す練習、楽しかった。補装具を変えるのではなく、補装具なし、杖なしで歩く方針?よくわからなかった。ただ、今日の訓練では、補装具なし、杖なしの訓練だった。 3/6 Haru passed the test!

3/6 She passed the test!
Lovely Simon
新、金色の釣り船

2/27 今日も気持ちのいい朝。歩行訓練を始めたら「あれ?昔のようにフツーに歩いてる??」の感覚。楽しく嬉しかった、だが・・・長続きしない。2周ぐらいすると疲れて歩行が乱れる.はーはーする。でも、面白く歩いたので良しとしよう。大成功! 昼ごろからグリム歯科通院、ららむーぶの送迎車から、少し春の風景を楽しんだ。2/29 朝の歩行、最初の2周は「普通に歩いてる!」だけどそのあと急に忘れる、なぜ?身についてないから・・・。


2/29音楽の勉強_2」では成果があった。「春の歌」も練習した。3曲追加した。曲は、鱒(Die Forelle Op.32 D 550 Franz Peter Schubert)、朧月夜、春風(Steven Foster)の3曲。ピアノも少し上手になった。♪Aux Champs-Elysees

3/1雛祭りランチ
3/1 他に人がいない!

Junkoさんが私を撮影しLineで送ってくれた写真(画期的・・・娘さんに頼んだのかな?・・・ご自分で送った!

3月!早くも3月。3/2Dr. Oのブログ更新、Mr.Shimの動画編集・送信に忙しいので予定を入れない土曜。でも親友Matsuさんが来てくれた。(こちら) いつも楽しく嬉しく有難く頼もしい。一緒に歌をうたい、コロッケとお菓子を頂戴し、「めまい」の本を見せてもらい、左手麻痺回復術(?)について教えてもらい、沖縄の情報、介護サービスの現状、終活についても話した。

3/6 Haru-chan passed the test!

3/7 宮芳平の本(古本で210円!)を買った。画集を買ったのは久しぶり、本を買うのも久しぶり。素敵な本で良かった!歩行訓練は順調。記事はこちら「野の花として生くる」

Line Message w/Setsさん

3/8 私の仲良しNo.2 Junkoさんと「もしも具合が悪くなり自宅での生活が難しくなったら、KomorebiのShort Stayに頼ろう。」で合意、心強い!今日は98歳Aiさんも来なかったし、Niinoさんも療養中で寂しい。

ちひろ「春のはなとこぎつね」1964

3/12 左足の痛み:いろんなことが起きるものだ。今度は麻痺から回復中の左足(足裏の付け根)が時々、踏み出すのも困難なほど痛くなった。あれこれ相談(PT, 訪問の看護師さん、岩澤医師)実験の結果、今日現在、左足の外反母趾の手当てが不十分だったことが主な原因のようだ。  足底腱膜炎について  

※外反母趾ガーゼは良かったが、歩行訓練中小指のほうが痛む。困った。(下へ3/13

それにしても、日本の医療保険・介護保険のお蔭家にいてもたくさんの人が来て助けてくれる。素晴らしい!!守ってもらっている。「至れり尽くせり」だ。

I receive the best possible services through Japan’s medical care system and long-term care insurance system. I am grateful for the help I received from this excellent system.

3/13 運動を控え安静気味にして小指の痛み回復。3/13こもれびリハ(w/Ms. Onodera)は普通に実施。友人たちからは「よく歩いてるわね」と言われたので大丈夫っぽい。帰宅後の歩行は5分ほどで中止。土踏まず用insoleは右足で試行中。3/15 「小指外側に”角質の核”(ウオノメのようなもの)」ができている(Komorebi Fujiwara 看護師)、小野医院へ行くことにした。


3/19 小野医院受診。先生がいきなりウオノメを取り、すぐ終了。薬も無し、バンドエイドも貼ってなかった。看護師さんに訊いたら「再発したらまた来てください」と。気分は良好、帰りに帰帆橋の桜を見せてもらった。土曜日の青空ケアサービスは、毎週でお願いすることに。

3/21 (左足その後)3/20Komorebiリハ歩行は臆病風が吹いてやや難航、3/21 訪問リハでは、PT MS.Watがmake-upで来てくれたので歩行練習。痛みがなくなったを喜び合った。「歩行も前に戻った」とのこと。そうでもないけど、励ましだと思っている。3/20 Komorebiの成果はカラオケ「横須賀ストーリー」の”成功”。家の練習では息が上がっていたのに無事間違いなしで歌った!上手だと言ってくれた人が多かった。

3/12 その他のニュース

「君たちはどう生きるか」記事

3/21 Extended Family and Friends 連絡するとすぐ返信が来る友人・知人は私の宝だ。

3/23(土) 「友人たちとの楽しい時間」(「車椅子で普通の生活」の実践)

私が元気で精神的にも余裕をもっていられるのは、家族・介護の人たちのほか、良い友人に囲まれているからだと改めて思う素敵な土曜日だった。これからは土曜日を楽しいSalonの日にしたいのだけど・・・。とりあえず次週も友人2人!

(詳細こちら

再掲3/24>💜土曜日のヘルプを頼むヘルパーさんに遠慮するのでなく、自分の人生を自分らしく努力して楽しく生きるためだ。ヘルパーさんのお仕事の目的にも叶うはずだ。…いいことに気が付いた。これからは土曜日を楽しいSalonの日にしよう!友人Sachiさんは「Salon Akemi」と名付けてくれた。ずっと前からのRetire後の鎌倉でのSalonの夢をいったん断念したのだが、よく考えたら実現できるものなのだ!

3/28 次回のロシア民謡「道」練習開始 (こちら) 原語歌詞

3/25 楽しい生活で身体も好調になるのが感じられる。歩行も左脚の動きが良く(横からの回り込みが少なく)なり、自然な歩きになるような気がする。 若草hp夜間診療開始チラシ

4/1 腿上げ歩行で:リハビリは行ったり来たりの曲がりくねった道をトボトボ歩くようなものだ。少し弱気になるとすぐ後退する。元気を出して前に踏み出すしかない。ロシア語の練習ハイム友人とのサロン子供たち二人が来ての楽しい時間と待ちに待った外出。。。と続いて疲れも出たりして家族には不機嫌な顔もしてしまった。みんな忙しくそれぞれ家族のこともあるのに。。。でも、4/1のリハで脚の状態は悪くないので、いろんな歩き方はあるけど「腿上げでいくように」と励まされて、俄然元気が出た。やっぱり「歩行」が私の課題の中心だ。ぶれずに挑戦しようと思う。4/1夕方、かなりな腿上げ歩行、やってみた。楽しかった!

3/31大船植物園に行くのを楽しみにしていたが、混雑とKenの長時間運転を配慮して近所のドライブに変更。桜は全然咲いてないし。。海の公演ではヤマザクラが白くさき、街路樹のコブシがきれいだった。良かった!

 4/1_2 Haruちゃんの旅立ち 「実家出るの嫌すぎる」らしい彼女が出発した!めでたい、私も心が震える。彼女が医師になるまで6年生きていたいものだ。そうだ、いい目標だったのだ。Haru-chanもこんな風に咲いてほしい!おめでとう💜

Ken’s Interview

Peter and Abby are not very close, but they are my fond friends. I remember the day I met Peter for the last time in 2015, probably, in front of Ann’s Sabin house. I also remember the time I met Morry, their daughter, long time ago. She was with Emily and was very pleased to have a Japanese toy, Origami Mobile. I think I visited their house, but not sure.

Peter became short, because of his age, like anybody else! Morry looks so beautiful! I am very pleased to know that everybody has been having good and happy life.

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今回の演奏は、以前のステージや音響機器での演奏よりずっと思索的でありつつ人間の存在についての基本は暖かく以前のイアンさんより声に緩やかさと幅が増した気がした。声楽家としての鍛錬、芸術家としての成長、年齢の持つ意味を考えた。その美声と繊細さと強靭さが交互に輻輳的に表われる音楽に心を揺さぶられた。「戦士の予感」のGute Nacht のピアニッシモ、「Atlas」の壮大な構図、「漁師の娘」の美しい旋律、「DopperGenger」の恐ろしい静寂、「鳩の便り」の”あこがれ”、どれも素晴らしかった。(ドレイクのピアノは時にキンキンしてやや違和感があった。)

Beethovenももちろん素晴らしかった。Schubertの曲との違いがくっきりとしていて驚いた。Ianは天才、すばらしい芸術家だ。

Ian Bostridge, “Schwanengesang” 

programme

当日のstage

photos

ほりっぺ(堀 朋平)san 美学・音楽学(福岡在住)▼住友生命いずみホール音楽アドバイザー:最近の表現主義的な傾向からすると、すごくマイルドに声を使ってた。でも深まった中音域の肌理時に瞑想的なまでの緩いテンポが愛の孤独もえぐる。

Taimama san: 今日のホールはよく響いた。繊細且つ雄弁な表情、身振りと共に美声に乗って全身から苦悩や喜びが飛んで来る。

竹内一樹さんComposer/作曲家:イアン・ボストリッジ、シューベルト「白鳥の歌」拝聴。音楽が自然に浮き立ち、弱音での引き寄せ方、言葉に寄り添った音楽、イメージの膨らまし方から一人芝居を見ているかのように世界も色も変わる。内側に引き込まれて、いつの間にかその世界の中にいる感覚。

室田尚子さん:NHK-FM「オペラ・ファンタスティカ」レギュラーパーソナリティ。 オペラを中心に執筆やレクチャー:「リート」、つまり詩の内容を音楽で表現することの可能性の最高峰を聴いたと思う。一体どうしたらあんなことができるのか。異次元の凄さとしか言いようがない。早くも今年のベスト1かもしれない。I agree with her!

木村元さん:2019年以来、5年ぶりのボストリッジ様〜 私の大好きな美声健在で、それどころか益々素晴らしかった。心待ちにしていたボストリッジとドレイクのリートリサイタル。シューベルトの「白鳥の歌」を半分に分けてベートーヴェンの「遥かなる恋人に」を挟む構成。Doppelgängerに極まる緊張と恐怖。それと対局に最弱音から無音に至る息を飲む美しさ。ついに夢が叶いました。横浜まで来てよかった!

「ボストリッジがシューベルト「白鳥の歌」を歌う。英国のテノール特有の繊細な響きで陰影豊かに彫琢するドイツ歌曲。魔女研究で博士号を持つ彼のアカデミックな探究心も音楽を支えるやや表現のディテールにこだわりがちだった旧盤と比べて、13年後の新盤の語り口はけっして大袈裟でない自然な息づかい。前掲書で彼は、言葉と旋律の関連づけに関してクラシック歌手はもっとボブ・ディランやビリー・ホリデイ、シナトラらの歌の説得力に感化されるべきだと説く。その柔軟さに潜む凄み!宮本 明(ぶらあぼ2023年11月号より)

(ブログ di Lunaさん 第一曲を歌い始めたボストリッジは、以前のように体を大きく揺らしながら歌う独特のスタイルが健在でした。ある意味うろうろと不安定に体を動かす感じで、時にはピアノにもたれかかることすらあります。一見こんなにうろうろする感じだと、歌に悪影響がありそうなのですが、それが全くなく、むしろその表現にピッタリとあっているようにすら見えるのが毎回不思議です。ボストリッジの歌は、まず言葉が明瞭です。以前はすこし「籠る」ところもある、と書いていましたが、今回聞いた限り、あまりそのようなことは感じられず、とても美しい綺麗なテノールです。確かに、イタリア的なのびやかさではありませんが、きれいに広がる歌で、最初のレルシュタープの詩による歌曲は、美しく、軽やかで、スタイリッシュな歌唱がとても見事です。
 続くベートーベンの「遥かなる恋人へ」は、6曲からなる連作歌曲ですが、曲の切れ目もなく、全部で1曲とも聞こえる不思議な作品です。 ベートーベン的なしっかりした構成ですがでも甘さにみちた曲で、これは、ボストリッジのような全身で歌う歌い方にふさわしいかもしれません。 ここまでも素晴らしいのですが、この後のハイネの詩による歌曲が、とてもコントロールされていて見事です。このハイネによる作品は曲としても見事ですが、ボストリッジの歌は、本当に美しい声で、ささやくようにも聞こえるピアノと、会場も割れんばかりに深く響くフォルテの響きのダイナミズムが非常に明確で秀逸です。特に、ボストリッジのフォルテは今回初めてその真髄を聞いた気もしますが、テノールですが、本当に深く「割れる」ような響きも伴う深い声。 「アトラス」のように激しい曲でも見事ですが、これは特に「彼女の肖像」「海辺で」「影法師」のように、ピアノ(弱音)との組み合わせで展開されるフォルテが、実にすばらしく、全宇宙をも包み込むような広大な世界を作り出していました。

アンコールが3曲(曲選びでのピアニストとの親密な話しぶりが笑いを誘った。)


1.「さすらい人の月に寄せる歌」

シューベルト:さすらい人が月に寄せて · Dietrich Fischer Dieskau · Gerald Moore

Der Wanderer an den Mond

Ich auf der Erd’,am Himmel du,
Wir wandern beide rüstig zu:
Ich ernst und trüb,du mild und rein,
Was mag der Unterschied wohl sein?

Ich wandre fremd von Land zu Land,
So heimatlos,so unbekannt;
Berg auf,Berg ab,Wald ein,Wald aus,
Doch bin ich nirgend,ach! zu Haus.

Du aber wanderst auf und ab
Aus Ostens Wieg’ in Westens Grab,
Wallst Länder ein und Länder aus,
Und bist doch,wo du bist,zu Haus.

Der Himmel,endlos ausgespannt,
Ist dein geliebtes Heimatland;
O glücklich,wer,wohin er geht,
Doch auf der Heimat Boden steht!

2. F. Schubert: Das Zügenglöcklein
(弔いの鐘) Op.80-2 D 871シューベルト作曲 Wigmore Hall Live

Das Zügenglöcklein, D.871「弔いの鐘」

Kling’ die Nacht durch,klinge
Süßen Frieden bringe
Dem,für wen du tönst!
Kling’ in weite Ferne,
So du Pilger gerne
Mit der Welt versöhnst!

Aber wer will wandern
Zu den lieben Andern,
Die voraus gewallt?
Zog er gern die Schelle?
Bebt er an der Schwelle,
Wann Herein erschallt?

Schubert: Im Abendrot, D. 799 「夕映えの中で」

3. Im Abendrot (Karl Lappe)夕映えの中で

O wie schön ist deine Welt,
Vater, wenn sie golden strahlet!
Wenn dein Glanz herniederfällt
Und den Staub mit Schimmer malet,
Wenn das Rot, das in der Wolke blinkt,
In mein stilles Fenster sinkt!
Könnt ich klagen, könnt ich zagen?
Irre sein an dir und mir?
Nein, ich will im Busen tragen
Deinen Himmel schon allhier.
Und dies Herz, eh es zusammenbricht,
Trinkt noch Glut und schlürft noch Licht.

 おお、なんと美しいのだ、御身の世界は、 父よ、世界が金の光を放つ時!
  また、御身の輝きが降り注ぎ、  ほこりを微光で色づける時、
  雲の中でちらついている紅が  私の静かな窓辺に沈み込んでくる時!

Im Abendrot, D. 799 · Christa Ludwig · Geoffrey Parson

Song and Self: A Singer’s Reflections on Music and Performance (Berlin Family Lectures) (English Edition) Kindle版

Award-winning singer Ian Bostridge examines iconic works of Western classical music to reflect on the relationship between performer and audience.

Like so many performers, renowned tenor Ian Bostridge spent much of 2020 and 2021 unable to take part in live music. The enforced silence of the pandemic led him to question an identity that was previously defined by communicating directly with audiences in opera houses and concert halls. It also allowed him to delve deeper into many of the classical works he has encountered over the course of his career.

As a performer reconciling his own identity and that of the musical text he delivers on stage, Bostridge unravels the complex history of each piece of music, showing how today’s performers can embody that complexity for their audiences. As readers become privy to Bostridge’s unique lines of inquiry, they are also primed for the searching intensity of his interpretations, in which the uncanny melding of song and self brings about moments of epiphany for both the singer and his audience.

ソング&セルフ: 音楽と演奏をめぐって歌手が考えていること 単行本 – 2024/1/25

ジェンダー、人種、死……
歌と自己が混じりあい、音楽は啓示となる。
英国を代表する世界的テノール歌手が音楽の「隠された歴史」にせまる! 「自分はこれらの曲を演奏すべきなのだろうか?
自分にははたしてそんなことをする権利があるのだろうか?
自分自身のアイデンティティは、ことばや音楽になって提供されている数多くのアイデンティティにどのようにつながっていくものなのだろう?

また作曲家や詩人のアイデンティティにどうつながるのだろう?」(本書第2章より)  歌をうたうとき、歌い手の自己はどのように変容するのか──。「音楽の解釈者のなかでももっとも才能ある文筆家」(アルフレート・ブレンデル)と評される英国随一のテノール歌手イアン・ボストリッジが、「ダフ・クーパー賞」(すぐれたノンフィクション作品にあたえられる英国の権威ある文学賞)を受賞した前作『シューベルトの「冬の旅」』(小社刊)に続いて世に問う音楽論。ジェンダー、人種、死をめぐり、モンテヴェルディ、シューベルト、シューマン、ラヴェル、ブリテンなどの作品を考察し、音楽の「隠された歴史」にせまる! 

◎本書に登場する音楽作品モンテヴェルディ『タンクレディとクロリンダの戦い』
シューベルト『冬の旅』
シューマン『女の愛と生涯』
ラヴェル『マダガスカル島民の歌』
ブリテン『カーリュー・リヴァー』『戦争レクイエム』『ヴェネツィアに死す』ほか

<音源>

Ian’s An die ferne Gelibte
アンコール終わりの2曲
アンコール3曲

イアン・ボストリッジ、シューベルト  大阪公演

(評・音楽)イアン・ボストリッジ、シューベルト――約束の地へVol.5 影ある歌声、もたらす芳醇さ 有料記事文化・芸能評 2024年1月25日 16時30分

演奏曲目  郷愁 D456/あこがれ D879/戸外にて D880/あなたと二人きりでいると D866-2/さすらい人が月によせて D870/臨終を告げる鐘 D871/真珠D466/みずからの意志で沈む D700/怒れるディアナに D707/とらわれた狩人の歌 D843/ノーマンの歌 D846/さすらい人 D493/ヒッポリートの歌 D890/リュートによせて D905/わがピアノに D342/小川のほとりの若者 D300/オオカミくんが釣りをする D525/眠りの歌 D527/友たちへ D654/緑のなかの歌 D917/孤独な男 D800/夕映えのなかで D799

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