6月24日(金)午後。 今年のコンサートはみなとみらいホール(小ホール)でした。
KeikosanConcert_1

楽しみにしている友人のコンサート。この頃は舞台にも昔の友人が増え、観客席にも大学の時の友人が増えつつあるのがうれしいことです。KeikosanConcert_2 KeikosanConcert_3

1年前ぐらいから初めて本格的(?)なVoice Trainingを受けた目と耳で聞くと、面白い発見もありました。やっぱり、発声の基本がしっかりしていることが一番大切だと・・・、改めて思いました。「口角を上げてネ」・・学生の頃誰よりも美しい声で歌っていた友人が、そう言っていました。そうか、いつでも原理は同じなんだ・・・。

KeikosanConcert_4 KeikosanConcert_5 KeikosanConcert_6 KeikosanConcert_7  KeikosanConcert_8  KeikosanConcert_9

それにしても観客席の大勢の元気な女性たち!!(中高年の女性ばかり) 私も立派にその一員です。

DSC_0082             友人が撮ってくれた写真です。

いつも近所のフローリストさんに作ってもらう素敵なブーケ。今年はリボンも素敵でした。
KeikosanConcert_13

 

2年前の演奏会のPostはこちらです。

 

 

 

Top Page

 

6/16 野平一郎さんのソロコンサートに初めて行ってきました。

3-4年前NHKの音楽番組で、モーリス・ブールグのオーボエコンサートの伴奏者でした。でも、野平さんは伴走者の枠を超えた素晴らしいピアニストでした。それ以来、コンサート情報を探してたのですが、東京近辺でのコンサートが少なく機会がありませんでした。

NodairaFlyer

 

ついに見つけたコンサート。それもピアノの小品を約40曲という、興味深いものでした。バッハ、ベートーベン、シューベルトの小品が並んだ前半、あまり知らない作家の現代音楽とドビューシーのベルガマスク組曲をおもしろく配置した後半。堪能しました。

NodairaProgram

モーリス・ブールグとの演奏:

Maurice Bourgue / Saint-Saëns : Oboe Sonata in D major (Pf.Ichiro Nodaira)

★作曲家野平一郎の作品は、抽象画のようなものや抒情的なものも。8歳の少年が演奏会で立派に演奏している動画 (「Trip of the sound」 No.1 ‘Opening’ 野平一郎 「音の旅」より ‘はじまり’)はこちら

ところで、野平さんが、少し首をかしげてお辞儀をなさる時、誰か(何か)に似ていると感じた。何だっけ、誰だっけ??

Top Page へ

 

 

今年2回目のIan Bodtridge 日本公演。もちろん、行ってきました!

今回もBenjamin Brittenの音楽。ランボーの詩による歌曲集「イリュミナシオン」。 光、イルミネーション、光と影。

Ianさんが超長身、細身の体を少しゆすって左ステージから舞台に現れると、それだけで演奏会場に華やかさと緊張感が走ります。演奏が始まり、体を大きく揺らしながら、時に苦しげに時に激しく歌い続ける・・・・・・。
異境の世界に誘われるような不思議な難曲を、Ianさんが知性豊かに、時にはエキセントリックに歌いきると、コンサートホールは静かな興奮に包まれました。そして、その中にいることが本当に心地よい至福の時間でした。

 

IMG_3301

 

コンサート後、Ianさんのサイン会があったので、歌曲集を買ってサインをいただきました。 サインをもらうときちょっとだけ話しをしました。Thank you very much.と低い声で応えてくれました。お顔にはそれなりにしわが刻みこまれ、少し暗い肌でした。誰が見てもとても素敵だと思います。

(ただし、今回はサントリーホールのため制約が厳しく写真は全く撮れないどころか、サインの時も女性2人がIanさんの防衛に廻っていて、時間を与えない、おしゃべりをさせないよう仕向けていてかなり不愉快、残念。)

IMG_3299  IMG_3300

Ian さんのインタビューより: ランボーの詩に曲をつけたのはブリテンぐらいかな?フランス人にも居ないと思いますが、彼の詩は音声自体が音楽的ですね。言葉だけで音楽のような響きが生まれるのです。内容は確かに謎めいていますが、詩人のイメージの塊には意味が明確でない場合も多く、そういった曖昧さも、この詩が音楽と合わさっても成り立つ理由の一つでしょう。

次回が待ち遠しいけど、きっと来年です。

Ian さんの日本人によるインタビュー記事こちら

都響指揮者大野和史による「イリュミナシオン」解説こちら

Proms 2013. Royal Albert HallでのDaniel Hardingとのコンビで演奏されたものがYouTubeにありました。

Britten – Les illuminations (Ian Bostridge, Proms 2013)
Daniel Harding, conductor
Ian Bostridge, tenor
London Symphony Orchestra

********************************************************************************************

来日前、イギリス・バービカンでの「」冬の旅」公演に使われていた写真;

Ian at Winterraisse

”1997年の写真”ではありません。今年の写真でした。びっくり。でもうこちらを見るとわかります。2016年の写真です。13315679_1295597797136060_1755816617409310605_n

13307285_1295597787136061_5252584338034638432_4 こちらもBarbicanからの写真をお借りしました。

今回のイメージ  current image of winter journey2 current image of winter journey3 current image of winter journey4 current image of winter journey5

The Dark Mirror_ Zender’s Winterreise with Ian Bostridge, Netia Jones and more by Barbican Centre

前回の記事こちら

Top Page

 

‎2012‎年2‎月‎25‎日(土)、170人がステージに揃いました。「風が」「夢見たものは」「筑後川より”河口”」など、素晴らしい曲がありました。でも、何と言っても指揮者だった武島道矩先生が車いすで棒を振られた「Ave Verum Corpus」が圧巻でした。演奏してる人達がもうほとんど舞台上で涙でした。武島先生は2013年に亡くなられました。

演奏会のメンバー:記念撮影

1allmembers 2ob_ogs

3cerrent_students演奏技術が格段に向上している現役のメンバーたち(2012)

4alts_rev 5tenners_rev
 Ave Verum Corpus(一部)

 夢みたものは
6threeFriends_rev

楽屋にて

 

 

 

演奏会後の武島先生ご夫妻を囲んで

7Takeshimasennsei 8FourGoodFriends_rev 9Reception 10go_down_moses

 

 

 

11YCUChorusMemberswithFlag

*********************************************************************

現役学生の頃の演奏会写真

12OldPhoto

市大混声の私

 

このウェブサイトは、2003年ごろから少しずつ書きためたブログを、2009年に再編してつくったのですが、ウェブ環境の変化や私の技術・知識の(少しの)進歩に合わせて時々大幅な更新をしてきました。今年(2016年)5月の変更は主にホスティング会社の料金改定(10倍!)のため、有料サーバーを避け、今や標準仕様となりつつあるWordPressでの作成に変更したためです。

「変更した」といっても、私の知識と技術では、サイトを壊してしまうことはできても、更「新」することはとても無理で、幸い家族の中にいる“専門家”に丸投げ・神頼みで更新してもらいました。

もともと、5本ぐらいのinternet上のブログやDreamweaver、MovableTypeなどのソフトウェアを使って編集したサイトを繋げたため、大変な作業だったようです。その中で「あれ?あのページはどこへ?」 何度探しても見つからない、私自身が保存もしていなかったサイトが、この50周年記念コンサートのページでした。忘れないうちに、情報を拾い集めました。

201307261312004196 (混声50周年について) 鏑木さんの記録

Top Pageへ

 

日本人の歌手の中で(この頃では)一番好きな歌手、中村恵理さん。今年はコンサートツアーが組まれました。いちばん最初に発表されたのが所沢。緑の美しい街に、ゆったりと配置された美しいホールでした。

恵理さんがつよく美しい声で、歌曲、歌劇のアリアを歌うとき、楽曲のもつ力が倍増され、舞台から観客席の私たちに伝わります。恵理さん自身がつよくそれをみんなに伝えようとしていると感じます。

Eri-san from Web

中村さん(Webより)

Eri Nakamura-san2016_2 Eri Nakamura-san2016_1

コンサート・プログラム

中村恵理さん所沢舞台写真

   演奏会レビュー 「劇的にしなやかに大器の片りん 中村恵理ソプラノリサイタル」
こちら

         演奏会レビュー2   ヨーロッパの数多の歌劇場で活躍する実力を見事に発揮
 こちら

<恵理さんのプロフィール、近況;5/26産経新聞より>

 ドイツ・ミュンヘンの名門、バイエルン国立歌劇場の専属歌手を務め、欧米の一流オペラハウスで活躍する若手ソプラノ、中村恵理が28日から初めての国内ツアーを開催する。シューベルトや中田喜直の歌曲、プッチーニにマスネのオペラ・アリアなど、日本で本格的に初披露する作品を集め、詩的な世界を運ぶ。

 中村は大阪音楽大学大学院を修了し、新国立劇場オペラ研修所で学んだ。オランダ留学を経てロンドンのロイヤル・オペラで研修中の平成21年、世界的ソプラノ、アンナ・ネトレプコの代役を急きょ歌って大成功を収めた。22年からバイエルン国立歌劇場のソリストとして数多くのオペラで主要な役を務めるとともに、ベルリン・ドイツ・オペラ、ワシントン・ナショナルオペラをはじめ欧米の一流歌劇場に招かれ、高い評価を受ける。

 「さまざまな制作段階でオペラの準備がいつも同時進行的に進められています。それだからこそ一つ一つの舞台を大切にしたい。生の舞台では本当にいろいろなことが起こります。その瞬間をどう捉え、どのように反応し、いかに表現するかが瞬時に求められます。オペラでつづられていく物語の中を生きていたいと考えています」 全文はこちら

Eri Nakamura-san2016_003

 

 

コンサートはもちろん素晴らしく、中村さんのハリのあるビロードのような、しかも情感がこもった声を聞いたとたん目じりから涙がわいてきました。途中、めずらしく一度中断があり心配しましたが、その後の、特に歌劇のアリアは聞きごたえがありました。来年も楽しみにしています。

← アンコール曲名はこちら

前回の記事はこちら

今回は2枚買ったチケットに参加してくれたのはMarieちゃん。土曜日、江戸川公園でのランチから途中で抜け出して来てくれました。楽しかったね、Mari!

Eri Nakamura-san2016_002所沢市役所通り(航空通り?) Eri Nakamura-san2016_004

Eri Nakamura-san2016_5

Eri Nakamura-san2016_11  Eri Nakamura-san2016_12

Eri Nakamura-san2016_8

航空公園には全日空の使用したYS-11が展示されていました。

Top-Pageへ

5月7日(土) ゴールデンウィ―クの最後、年に一度の楽しみ。称名寺薪能は,800年の歴史をもつ古刹の境内の幽玄な雰囲気の中で行われます。野村萬斎の狂言の圧巻の演技と桜間右陣の優美で真摯な演技を毎年楽しみにしているのです。(公演写真は撮れません。)

Shomyoji_2 Shomyoji_1

Shomyoji_3_2

chirashichirashi2 IMG_2661

 

 

Shomyoji_4 Shomyoji_5 Shomyoji_6 Shomyoji_7 Shomyoji_8  Shomyoji_9 Shomyoji_11       Shomyoji_12  Shomyoji_13

 

 

Shomyoji_15Shomyoji_14

Shomyoji_16

 

 

 

 

 

 

 

イベントの紹介ページはこちら

 

Top Pageへ

 


2/14(土)Mariの発表会の日がきました。レッスンを始めてから1年も経っていませんが上手に音楽に合わせ踊りました。(というより走って、跳んだだけかな?)お疲れかと思いましたが、そのあと、みんなで上野動物園に行くことになりました。Simonの希望でパンダやエミュを見ました。

Marie on stage 2.jpg                    両手を大きく挙げてグランドフィナーレ!             Mari on Stage.jpg      Official photo

写真が届きました。(2016.6.4)

 

 

MarieBallet_6.jpg

舞台が終わったロビーで

  MarieBallet_2copy.jpg
ママや友だちと・・・ 
MarieBallet_5copy.jpg

Mariの成長ぶりに感激!舞台から
観客席に向かってにっこりする余裕も・・  

MarieBallet_14copy.jpg

  どう?この脚線美!   

 

  ⇖ Page Top MarieBallet_9copy.jpg

           Sarahさんも来てくれました!★

MarieBallet_17.jpg

 

 

訓練の大切さ、
Mariの努力も
すばらしかった
です。  

 練習の様子はこちら

 

 

 

 

 

(上野動物園へ)


UenoZoo_1.jpg

  上野動物園といえば、とりあえずパンダちゃん

UenoZoo_2.jpg

       
UenoZoo_3.jpg

今日の主役はお姉ちゃんだったねェ

  UenoZoo_7.jpg

    「ボクはエミュに会いたい!」Simon 

         UenoZoo_8.jpg

   のんびりエミュさん

UenoZoo_9.jpg

動物園を歩く時もしっかりMAPをみて確認。
C-chanってパパにそっくりだった!    

  UenoZoo_10.jpg

   上野動物園マップ

 

 

「Top Page」へ

フィッシャー=ディースカウ亡き後「冬の旅」を歌う人を探していました。
2014年にYCUで聴講し始めた音楽講座でIan BostridgeのVideoを観る機会がありました。やや細く鋭いテノールがIanさんの若々しく美しい容貌ともマッチしてとてもすばらしい映像でした。それ以来Ianさんの音楽を聞いたり、文章を読んだりしていました。

IanProfile.JPGphoto from his FaceBook


心の中で遠くから「いつ日本に来るのかなぁ?」と待っていたところ、ついにやってきたその日。2016年1月15日すみだトリフォ二―ホールでの新日本フィルコンサート。
 
IanConcert_1.JPGIanConcert_6.JPGステージ見取り図
 

 

プログラムは、Benjamin Britten, WAR REQUIEM.壮大なスケールの楽曲にIan Bostridgeの思索的で鋭く強い歌声が響きました。Brittenの音楽は歌曲をBostridgeさんで聴いて初めて知りました。War RequiemはBrittenの第一次世界大戦への反戦の思いを深く投影した英国人らしい(と感じられる)曲。重々しい曲の中に人間への警告と、それでもなお人間の智恵への信頼が込められた曲で、終曲「Let us sleep now…には深い感動がありました。
 
 

コンサートのあとにサイン会があり「来る人は指揮者のDaniel Harding とIan Bostridgeさんです」とのこと。何という幸運。遠くの人が急に目の前の人となり、たった一言ですがことばを交わすことができました!

  サイン会 IanConcert_3.JPGIanConcert_2.JPG

 
 いただいたサインIanConcert_4.JPGIanConcert_5.JPG

 

“I was so impressed, thank you (me)” “Thank you!”(Ian)

イギリスの新聞FTにも「街を歩く誰よりも背が高い」と書いてあったけど、サイン会に歩いてくるときも、前を歩く指揮者に足がひっかかりそうになっていました。(私の目での計測では195cm?? Fischer-Dieskauさんも2mぐらいあったみたいです。)
サイン会では日本式の低い椅子に窮屈そうに座っていました。

Ian_san_2Ian_san_1


Ian_san_3



◆Financial Times の記事(2013)はこちら
◆The Guardian の記事(2011)はこちら
◆2012年に書いたフィッシャー=ディースカウさんの記事はこちら

 

★YouTubeにある若き日のIan Bostridge「冬の旅」映像
「おやすみ」

 「春の夢」


【1/24追記】
IanさんのFacebookのカバーページのお写真が曾祖父であるTottenhamのゴールキーパーとして活躍した”Tiny JOYCEさんのお写真になっているので、IanはいつもAcademicとかインテリとか言われているけど「家系はゴールキーパーもいる、普通(上流じゃない)の家庭だよ」といいたかったのではないかと思う。だから、1000分の1ぐらいの確率で見てくれるかな?と思いつつ「大おじいさんですか?」と書き込んだら、1週間して「yes]と返事が返ってきました。
びっくり、うれしい、楽しい。だからFacebookは大好き。  記事はこちら ⇒             FacebookReplyByIan20160124copy.jpg

(前回のFacebook記事はこちら

(Ian についての2011FT記事Heart and headも面白い。)