2021年4月4日 愛知県芸術劇場コンサートホール J.S.バッハ : マタイ受難曲 BWV244

Messaish 名曲

  • No. 51 Choral O head full of blood and wounds
  • No. 68 Chorus ”With tears we sit down”
  • No. 69 Recitative ”Now the Lord land to rest” Kaku-san
最終章では涙が出てしまいそうな「マタイ受難曲」を聴いてきました。
大好きなBCJに、なんといつも聴きに行く、声が魅力の加来徹さんがイエスで出演しました。最初、緊張?と思われましたが徐々にいつもの伸びやかな輝かしい声がホールに響き渡り、良い演奏でした。アルトの青木さん、アルト(カウンターアルト)の韓国の人(ジョン・ミンホ)、エバンジェリストの英国人(Nicholas SCOTT)、ソプラノの方々、古楽器の人たち、それに、もちろん鈴木優人さん。すばらしいチーム力でした。感動の午後、みなとみらいホール。
   こっそり、素早く撮影!
 (加来さんのブログから勝手にお借りしました。)
 
  加来さんにとっては大役だったようです。立派に大役に応え、しかも実力を見せつけていました。
   

(加来さんのブログにコメントしました。)
みなとみらいホールで聴きました。いつもの強く張りのある美しい声がホールに響きました。はじめの方は少し声が伝わりにくいところがありましたが、どんどん良くなり、最後は自信をもって歌われ、圧巻でした。拍手も一番大きかったように思いました。今回はソリストが充実。最終章の泣ける旋律では安心して音に浸ることができました。

 

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大好きな中村恵理さんのコンサート、また行ってきました!今回は、今まで聴いた中でも出色のでき、迫力だった。前から2番目のいい席。歌い終えたあと、歌への思い、興奮・感動とで下唇を震わす恵理さんが見えました。
今回は特に伴奏のピアニストがすばらしかったです。恵理さんとのあの一体感、音楽性。観客席によく伝わっってきました。
   国際派ソプラノ歌手・中村恵理

“悩める女性”をテーマに歌う演奏会

 

女性作曲家4人を含め、採り上げた作曲家は10人。ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語、日本語、ロシア語と歌詞の言語も6言語にわたるプログラムが組まれた。

雑誌での紹介世界で活躍するソプラノ歌手、中村恵理が日本の聴衆のために特別な演奏会を用意している。テーマは「悩める女性の群像」(東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C バッハからコンテンポラリーへ」)。2017年3月21日(火)に開催される。 クララ・シューマンやファニー・メンデルスゾーン、ロシアの現代作曲家ソフィア・グバイドゥーリナ、夭折の天才リリー・ブーランジェという女性作曲家の作品を採り上げ、演奏機会が少ない貴重な楽曲に光を当てる。

「作曲家にしても演奏家にしても、クララ・シューマンの時代は今よりはるかに女性が冷遇されていて、今のように男女平等ではなかった。

 

男性より劣った性として扱われることが多く、作曲家として溢れるほどの才能に恵まれていたクララも、夫ロベルト・シューマンほど評価されることがありませんでした。クララの曲はとても美しく、私が泣くかピアニストが先に泣くか……というほど(笑)。ロマン派の歌曲は女性賛美的な内容のものが多いですが、女性が書いた作品においても洗練された温かみのある世界に浸れます。グバイドゥーリナはバッハの『ヨハネ受難曲』に影響を受けた曲を書いていたり、とても宗教的なところがある作曲家。ソプラノのために書かれた『T.S.エリオットへのオマージュ』の中の一曲を歌いますが、技術的にとても難しい作品です」

 

 
  • 【アンコール曲】・ワイルズ:《最終歌》から「エピソード ── ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』より」

[曲目]

  • クララ・シューマン:《3つの歌》op.12から「彼は嵐と雨の中をやってきた」
  • クララ・シューマン:《6つの歌》op.13から「私はあなたの眼のなかに」
  • クララ・シューマン:《3つの歌》op.12から「美しさゆえに愛するのなら」
  • ファニー・メンデルスゾーン:《12の歌》op.9から「失うこと」
  • ファニー・メンデルスゾーン:《6つの歌》op.1から「朝のセレナーデ」
  • J.S.バッハ:カンタータ第57番《試練に耐えうる人は幸いなり》BWV57から
    「俗世の命を速やかに終えて」「私は死を、死を望みます」
  • ワイルズ:《最終歌》(2016、中村恵理委嘱作品)から「エピソード ── 三島由紀夫『天人五衰』より」
  • グバイドゥーリナ:《T.S.エリオットへのオマージュ》(1987)から「冷気が足元から膝に上ってくる」
  • ショスタコーヴィチ:《アレクサンドル・ブロークの詩による7つの歌》op.127(1967)から「ガマユーン」
  • メシアン:《ミのための詩》から「恐怖」「妻」
  • リリ・ブーランジェ:《空の晴れ間》から「ベッドの裾のところに」「二本のおだまきが」
  • ルトスワフスキ:《歌の花と歌のお話》(1989〜90)から「かめ」「バッタ」
  • ワイルズ:《分裂と征服》(1993)から「なんと奇妙な」
  • ヴェルディ:《椿姫》から「そはかの人か…花から花へ」

 


小田島久恵さんの評:

B→C中村恵理ソプラノリサイタル@オペラシティリサイタルホール。クララ・シューマン、ファニー・メンデルスゾーン、バッハ、ワイルズ、グバイドゥーリナ、ショスタコーヴィチ、メシアン、リリー・ブーランジェ、ルトスワフスキ、ラストがヴェルディ! 6言語による歌曲の饗宴。クバイドゥーリナ、メシアン、ワイルズは特に震撼…ワイルズさんは今日の伴奏者で作曲家にしてバイエルン国立歌劇場のコレペティトゥール。中村さんの声は各々の曲の濃密すぎる物語性にまみれながらもどこまでも透明。エネルギーとして「重くない」のは表現に知性があるからか。もっと聴いていたかった。(同感)


東条碩夫のコンサート日記」にあった恵理さんのコンサート評 (以前の紀尾井ホールでのコンサートについての評)

ホールいっぱいに響く声の、強く張りのある、しかも澄んだ美しさはたとえようもない。レスピーギの「霧」という歌曲で、一音ずつ踏みしめながら次第に高く昇って行く個所での安定感をみなぎらせた強靭な声の見事さ。この揺るぎのない、かつ表情豊かな歌唱こそ、彼女がミュンヘンであれほど活躍しているゆえんなのであろう。
 歌唱のスケール感、ステージでの風格と存在感も、以前よりいっそう増しているように感じられた。


<20170725、朝日新聞記事より>
この3月に出演させて頂いたばかりで、思い出にするにはまだ眩しすぎると感じています。今でも舞台袖からステージへ向かった時の胸の高鳴りが鮮やかに蘇る思いです。もう二度とあのようなプログラムを組むことはないでしょう。職業歌手としてはかなりの無茶をしたと思う反面、リスクを承知で「バッハからコンテンポラリーへ」というテーマに自分の限界をぶつけた最高にスリリングな時間でした。私のために作曲し、当日伴奏を引き受けてくださったワイルズ氏にも大変感謝しています。

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PaavoさんのTwitterにあったN響ヨーロッパ公演の総評:

NHK SYMPHONY ORCHESTRA AND PAAVO JÄRVI LEAVE EUROPE “THRILLED” AND WANTING MORE

16 March 2017
http://www.harrisonparrott.com/news/nhk-symphony-orchestra-and-paavo-jarvi-leave-europe-thrilled-and-wanting-more

The extensive European tour undertaken by NHK Symphony Orchestra and led by conductor Paavo Järvi left Europe wanting more: “thrilling: fabulously disciplined, crisp and purposeful, and yet also expressive…” (The Guardian)

The tour kicked off on 28 February in Berlin, where the orchestra performed for their first time after 11 years and set the tone for a spectacular tour. Die Welt lauded the performance: “Paavo Järvi, from his clearly accentuated opening (of Mahler Symphony No.6), took his fiercely engaged orchestra with vehemence out of the comfort zone…with Järvi the work is disciplined, with fine articulation and a soft, yet structured, sound which leads us through melancholic marches”. Tagespiegel confirmed the success: “since technical mastery is crucial to the music of Mahler, one can be astonished at the excellent percussion and clearly staggered sound spaces.”

The next destination was the sold out Luxembourg Philharmonie, where on 1 March “Paavo Järvi seduced with the nobility of his style, the beauty of the counter-songs and the sobriety of the dramatism (in Sibelius’ Violin Concerto)…Our Japanese musicians offered the Shostakovian message more in its threatening universality, its abstract fury […] in favour of a sonorous culture which, without being aesthetic, largely banished the confusion and panic of the music’s confession.” (Luxembourg Wort)

Another sold out performance followed on 2 March at Philharmonie de Paris. NHK SO was described by Le Club des Critiques, Radio France as an orchestra with “a very warm tone and, at the same time, an almost brutal attention which is also fascinating to witness in the Sibelius Violin Concerto with Janine Jansen”. “Shostakovich’s 10th in the second half was performed to perfection”.

“This is an extremely impressive orchestra…with an extraordinary warmth and expressive strings”.

Diapason viewed the performance as “an unmistakably convincing marriage”, as “the musicians of the NHK aim for crudity and realism, and their radical spontaneity gives the impression of a young orchestra, with the mastery of experienced training”.

Next on the tour was Amsterdam on 4 March, where “the NHK Symphony Orchestra Tokyo surprised with a blazing virtuosity in Shostakovich. Chief conductor Paavo Järvi smuggles the Japanese into the top league…the triumph of a dream team…” (Der Volkskrant)

Returning on 6 March to Royal Festival Hall, Southbank Centre, London, after 23 years, the expectations were high, and they were met and surpassed, with brilliant press reviews. “This visit by Tokyo’s NHK Symphony Orchestra and its chief conductor, Paavo Järvi, was a rare UK showcase for an ensemble on bristlingly good form”. (The Guardian)

The Times described the finale: “in the life-and-death tumult of the finale, where a flamboyant percussionist turned the two ear-splitting hammer-strokes into a new form of martial art – the direct, almost violent clash of opposites really paid off. The ending was stunningly dramatic”.

The last two concerts took place at Wiener Konzerthaus on 7 March and Cologne Philharmonie on 8 March.

The sold out Vienna performance was described in Der Standard as “radiant music of anxiety”, “an unvarnished performance – with intensity and without sentiment.”, while Kronen Zeitung concluded that “the NHK Symphony Orchestra Tokyo performs with precision and that seeming lightness and elegance that its Chief Conductor, Paavo Järvi, is so fond of”.

The tour concluded in Cologne with long applause and standing ovations after “the exceptionally precise, profoundly strong and almost boundless breadth of the Japanese elite orchestra’s playing”. (Kölnische Rundschau).

NHK Symphony Orchestra has taken Europe by storm and everyone is talking about it.


私が書き溜めた「ヨーロッパ公演」

NHK交響楽団ヨーロッパ・ツアー ’17

「ロンドン公演」

N響ヨーロッパツアー、ロンドン


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これから何年歌えるかわからないけど、うたうのが好き。小さいころから好きだった。これからも、練習するために、少しずつ歌えそうな歌を探して、自分のアルバムにしようと思う。

オペラ大辞典

楽譜購入(UK) Presto Music
Sheet Music2pring.com (U.S.)
おけら歌集(すみれ会用)

♪ O tannenbaum ♪

♪Das Veilchen ♪

♪ Sehnsucht nach dem Frühling ♪

♪ O Holy Night

♪ Als die Alte Mutter

♪ An die Musik

♪ Caro mio ben

♪O mio babbino caro♪

♪ Santa Lucia ♪

♪ Che faro senza Euridice

♪かなしくなったときは(大中恩作曲)

♪次の練習曲 Die Lotosblume(Heine)

♪ 音楽記号一覧

♪ Orpheus With His Lute

♪これからの練習曲

♪ Lascia ch’io pianga

♪ Schumann Der Nussbaum

♪ Ombra mai fu

♪’びいでびいで’

♪小松耕輔:母(竹久夢二)

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聴くたびに歌うたびに胸がいっぱいになる歌だ。

日本の歌曲「母」

<歌はアルト小川明子さん>


ふるさとの山のあけくれ
みどりのかどにたちぬれて
いつまでもわれまちたまふ
母はかなしも
幾山河とほくさかりぬ
ふるさとのみどりのかどに
いまもなほわれまつらんか
母はとほしも

  小松耕輔さん(1884-1966)(へぇ、こんな人だったんだ)


 作詞者は竹久夢二(1884-1934)です。「夢二式美人」と言われる、長いまつげに大きな夢見るような瞳、少し憂いを含んでいて、首の長い腺病質的な独特の美人画を描いて、多くのファンを獲得した、抒情派の画家です。
 夢二は画家として有名ですが、文学の造詣も深く、多くの随筆や童話も創作し、英米の古いわらべうたの訳詞もしているれっきとした詩人でもありました。夢二の詩「宵待草」は、多忠亮(おおの・ただすけ)によって曲を付けられて1917年に発表され、広く世間で愛唱されました。
 この「母」は、夢二が故郷・岡山の母を偲んで作った詩です。
 作曲者は小松耕輔(1884-1966)です。東京音楽学校(現・東京芸術大学)出身で、長く学習院の音楽教官を務めました。日本人初のオペラ作品「羽衣」(1906年)を発表したほか、主に歌曲の作曲を手がけました。また、日本で初めて合唱コンクールを開催するなど、合唱活動にも尽力しました。
 小松は上記の詩「母」に、1919年、35歳の時に曲をつけました。感傷的な中にも温かみのある柔らかな3拍子の曲です。元は独唱曲ですが、女声合唱でもよく歌われます。(asapykadanさんBlogより)

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椰子の実

名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ
『椰子の実(やしのみ)』は、1936年に発表された日本の歌曲。作詞:島崎藤村、作曲:大中寅二。

 

【歌詞】 椰子の実
名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の岸を 離れて
汝はそも 波に幾月
旧の木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕
孤身の 浮寝の旅ぞ
実をとりて 胸にあつれば
新なり 流離の憂
海の日の 沈むを見れば
激り落つ 異郷の涙
思いやる 八重の汐々
いずれの日にか 国に帰らん

 


歌詞の誕生については、柳田國男が愛知県の伊良湖岬 (いらごみさき)に滞在した際の体験が元になっている(写真:伊良湖岬と恋路ヶ浜)。
1898年(明治31年)夏、東京帝国大学2年だった柳田國男は、伊良湖岬の突端で1カ月滞在していた際、海岸に流れ着いた椰子の実を見つけた。
「風の強かった翌朝は黒潮に乗って幾年月の旅の果て、椰子の実が一つ、岬の流れから日本民族の故郷は南洋諸島だと確信した。」
柳田國男は、親友だった島崎藤村にその様子を話し伝えた。藤村はこの話にヒントを得て、椰子の実の漂泊の旅に自分が故郷を離れてさまよう憂いを重ね、歌曲『椰子の実』の詩を詠んだという。

椰子の実(斉唱)(ト長調)

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砂山(童謡)
海は荒海 向こうは佐渡よ

日本の童謡/北原白秋が新潟の寄居浜から見た日本海の荒波

「海は荒海 向こうは佐渡よ」の歌い出しで知られる北原白秋作詞による童謡『砂山』。日本海を望む新潟市中央区の海岸・寄居浜の荒涼とした情景が歌詞に歌い込まれているという。

 

 

 
 
作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰
1 海は荒海 向こうは佐渡よ
  すずめ啼け啼け もう日はくれた
  みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ
2 暮れりゃ砂山 汐鳴ばかり

  すずめちりぢり また風荒れる
  みんなちりぢり もう誰も見えぬ
3 かえろかえろよ 茱萸原わけて

  すずめさよなら さよならあした
  海よさよなら さよならあした

 
夏茱萸 (なつぐみ) Silverberry

「茱萸原」の画像検索結果

 

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セレナード(セレナーデ)
シューベルト(Franz Peter Schubert/1797–1828)『セレナード(セレナーデ)』は、シューベルト歌曲集『白鳥の歌 Schwanengesang』(D957)第4曲。
4. Ständchenセレナーデ

Leise flehen meine Lieder
Durch Nacht zu dir;
In die stillen Hain hernieder,
Liebchen, komm zu mir!

Flüsternd schlanke Wipfel rauschen
In des Mondes Licht;
Des Verräters feindlich Lauschen
Fürchte, holde, nicht.

Hörst die Nachtigallen schlagen?
Ach! sie flehen dich,
Mit der Töne süßen Klagen
Flehen sie für mich.

Sie verstehn des Busens Sehnen,
Kennen Liebesschmerz,
Rühren mit den Silbertönen
Jedes weiche Herz.

Laß auch die Brust bewegen
Liebchen, höre mich!
Bebend harr' ich dir entgegen!
Komm, beglücke mich!
Nathalie Stutzmann – Ständchen – Schubert D. 957

Tokyo 2006
Play List : https://www.youtube.com/playlist?list…
Nathalie Stutzmann (1965 – )
Piano:Inger Södergren (1947 – )

This version is in C minor, suitable for low/medium voices.

(1音低い、日本語訳あり)

Belle Sérénade de Schubert bien interprétée …

Julian Prégardien Born in Frankfurt

Piano accompaniment of “Ständchen” (Serenade), one of the songs from the cycle Schwanengesang D957 by Franz Schubert (1797-1828).

Leise flehen meine Lieder
Durch die Nacht zu dir;
In den stillen Hain hernieder,
Liebchen, komm zu mir!
私の歌がそっと願いを込める
夜をつうじて 君に
静かな森に下りてきて
愛しい人よ、私のもとに来てくれ!
leise 小さい、静かな、かすかな
flehen 嘆願する Lied 歌
durch 英:through
still 静かな、穏やかな Hain 小さな森
hernieder 下へ
Liebchen 恋しい人、かわいい人
Flüsternd schlanke Wipfel rauschen
In des Mondes Licht;
Des Verräters feindlich Lauschen
Fürchte, Holde, nicht.
細い枝先がささやくように
音を立てている
月の光の中で
裏切者が敵意を持って
聞き耳を立てていることを
怖がらないで、かわいい人よ
flüstern ささやく schlank ほっそりした
Wipfel 梢(枝の先)
rauschen ざわざわと音を立てる
Verräter 裏切者
feindlich 敵意のある、敵の
lauschen 耳を傾ける、盗み聞きする
fürchten 恐れる、心配する
Holde かわいい人
Hörst die Nachtigallen schlagen?
Ach! sie flehen dich,
Mit der Töne süßen Klagen
Flehen sie für mich.
ナイチンゲールが鳴くのが
聞こえるよね
ああ!彼らも君にお願いを
している
甘く心に訴える音色で
彼らは私のためにお願いしている
hören 聞く、聞こえる
Nachtigall ナイチンゲール(鳥)
schlagen 打つ、鳴く
flehen 嘆願する、懇願する
Ton 音、響き
süß 甘い、心地よい Klage 嘆き、訴え
Sie verstehn des Busens Sehnen,
Kennen Liebesschmerz,
Rühren mit den Silbertönen
Jedes weiche Herz.
彼ら(ナイチンゲール)は
胸のあこがれがわかるんだ
愛の痛みを知っているんだ
彼らは銀色の音色で心を動かす
皆の優しい心を
verstehen 理解する、わかる
Busen 胸、気持ち
sehnen あこがれる kennen 知っている
rühren 感動させる、胸を打つ
Silbertönen
jeder 英:each,every
weiche 柔らかい、優しい
Laß auch dir die Brust bewegen,
Liebchen, höre mich!
Bebend harr’ ich dir entgegen!
Komm, beglücke mich!
君も心を開いてほしい
愛しい人よ、
私の言うことを聞いてくれ!
震えながら私は君を
待ち焦がれているんだ!
来てくれ、私を幸せにしてくれ!
auch ~もまた Brust 胸
bewegen 動かす、心を動かす
Liebchen 恋しい人、かわいい人
hören 聞く、聞こえる
beben 揺れる、震える
harren 待ち焦がれる
entgegen ~に向かって
beglücken 喜ばせる、幸福にする
セレナーデ、歌ってみました。(2021/12/7)
Diction がなってないと言われたので注意して歌ってみた (2021/12/19)

セレナーデという言葉は「平穏な」という意味のラテン語serenus(セレーヌス)がドイツ語に派生したもので、イタリア語ではserenata(セレナータ)、フランス語ではsérénade(セレナード)と呼ばれます。このラテン語は、英語で同じく「平穏な」を意味する形容詞、sereneの祖先でもあります。ドイツ語では特にこうして窓の下に立って誰かのために歌う曲のことをStändchenともいいます。Stand(立っている)に、親しみを表す-chenがくっ付いて出来た言葉で、直訳すると「突っ立っているヤツ」という感じです。大井駿