夏の庭はピンクの大輪のダリアがいっぱいでした。

 

2012年12月3日

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何といっても大きかった。私の背よりもずっと高いところに豪華に、もっといえば豪快に咲いていました!

 

ダリアは花壇の中央部に相当な区画をもち、その中で一番本数が多いのがピンクの大輪のダリアでした。理由は簡単。花壇の管理者の母が「何といっても、このピンクが一番好き」と言ってたから。
そのピンクのダリアはとても強く、次々に花を付けるので、家中の花瓶にもそのピンクの大輪が切り花になり増殖し(?)夏は家の中も外もピンクのダリアでした。

そのほかにも、小ぶりの真紅のもの、中ぐらいの黄色のダリア、八重の花弁、もっとシンプルな涼しげなダリアなど、たくさん咲いていました。

花が大好きだった母が、額に大粒の汗を浮かべながら一生懸命手入れをしていました。その背中を思い出します。

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夏、花壇の華、ユリたち・・

2012年12月2日

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私の家は東側に玄関があり、玄関側は樹木系が多く、花壇は家の西側にありました。

西側の日当たりは抜群で(抜群過ぎて)、夏になるといろいろな花がワラワラと大きく育ち、何が何だかわからなくなるのです。

その中で、やっぱり目立ったのが、オレンジ色/朱色が鮮やかなクルマユリでした。

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この花の魅力??

本来は野の花なので、その鮮やかさ、力強さが、あっけらかんとした田舎の夏の太陽と風景に良くマッチしていました。夏の花といえば、大輪のダリアとこの花を思い出します。
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オダマキ、華麗さはないけど上品な・・

2012年12月2日

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私がまだとても小さかった頃は、まだこの花は私の家にはありませんでした。

Odamaki10.JPG(左)光則寺で撮影(拡大して見てください。)

中学生か高校生のころ、母がどこかからこの「きれーーな、大好きな花」を手に入れ、大事に育てていました。最初は植木鉢に植えられ、室内で育てられていたように記憶しています。

大事な花は、庭の花壇ではなく、玄関の中の特別のスペースに”大事そう”に置かれていたものです。

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私が、どう思ったかですか??

「う~ン、この花のどこが美しいんだろう。どうってことのない普通の花だなァ」とずっと思っていました。でも、年齢を重ねるごとに、どこか奥ゆかしい、しかも強いこの花を見ると、その何とも言えない花の色・姿・ただずまいにいつも見入ってしまいます。

 
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春、畑や野原に咲いていた花、ミヤマエンゴサク

2012年11月7日

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何という名前だったのか、もう覚えていません。花の図鑑で調べたら「ミヤマエンゴサク」という名前のようです。

その名前なら、数年前の緒方拳が最後に出演したテレビドラマ「風のガーデン」で、北海道の野草園で働く知的障害のある主人公の男の子の「これはミヤマエンゴサク・・・」のセリフを思い出します。美しい名前だなと思ったのです。

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この花は、子どもたちにとっては野原にある天然の甘いジュースでした。

小さな花なのでほんの少しずつですが、吸うと甘い蜜のような味がしました。春の野での楽しい遊びです。はるか昔のことです。

 
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隣家の敷地の路地を流れる水辺に咲くアヤメ

2012年11月7日

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私の家にはアヤメの花は咲きませんでした。
でも、家の庭に続く小さなため池のような水辺に沿って春になると群青色の小ぶりのアヤメが美しく咲きました。

でも、アヤメを見ると思いだすのは、隣家の庭の端を流れる溝のような水辺に沿って咲くアヤメ。数は2~30本あったように思います。色は濃い青色、真ん中に白っぽい模様が入っていました。

アヤメを大切に育てていたには隣家のおばあさん。「小学校にも行けなかった」とか・・。信じられないほど小さく細い体を長年の苦労を物語るように深く折り曲げ、心もとない家計を支えて、高齢なのに農作業や葉たばこの作業をしていました。

高齢なのに働くなんて・・・と思って見ていましたが、今思うと、あのおばあさんは外で花を育て、働き、家族を助けるのがただうれしかったのかも知れません。

ayame10.JPG光則寺で撮影

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リンゴの花の咲くころ

2012年11月7日

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リンゴの花は、その実の華やかな紅とは対照的に、花も白く小さく、あまり気にも留められず咲いていました。


昔、庭の隅に細いリンゴの木が1本ありました。紅玉でしたが、あまり大きい実を付けることはありませんでした。それに、紅くなるのが待ち切れず、まだ青いのに食べていました。

後の日、リンゴの花の美しさと、かぐわしい香りに気付きました。

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私のいちばん好きなリンゴは何といっても紅玉。小さい頃、いも煮会の野原でみんなで食べた小さく堅く真赤な紅玉。その時の甘酸っぱい味と真っ青な空。ナナカマドがたわわに実る道を歩いた懐かしい秋の日が心に蘇ります。


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『お八幡様』のヤマザクラ

2012年10月20日

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  こんな薄紅色の花弁でした

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私がまだ小学校の低学年の頃、そんなことはめったのなかったのですが、誰がが言い出して近所の
家族が集まりお花見をすることになりました。

家の近くのお八幡様は、階段を200段ぐらい登ってやっと頂上に登りつける、子どもにとっては「未知の、険しい、こわい」場所でした。でも、花見をしたのは境内の下のほうに踊り場のような小さい場所です。

母と、近所の友人とその母たち7、8人だったように思います。みんな思いがけないひと時を楽しんで、花の下で笑っていました。今でもその時の声が聞こえてきそうです。

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お弁当といっても特に何も用意してなく、急に思い立ってのお花見でした。その日は、今思い出せば懐かしい、朗らかな麗しい春の日でした。幼いこころに焼きついた至福の時でした。

美しいさくら、華麗な桜はたくさん見たけれど、子どものころ、母とみんなで談笑しながら見た、まだか細い若木に薄桃色の花を付けたやまざくらが、私にとって一番記憶に残るさくらです。


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雑木林に春を告げる花、カタクリ

2012年10月17日

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私の思い出のカタクリはこんなに美しくはなく、花は小さく堅く、色はもっとピンクで、葉は花にとどくほど大きかったように思います。

春の花は、どの花も強く心に残っています。カタクリは雑木林の岩場の日当たりの悪いところに咲いていて、誰にも気にも留められずひっそりと芳香を放っていました。

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春の花は、どの花も強く心に残っています。カタクリは雑木林の岩場の日当たりの悪いところに咲いていて、誰にも気にも留められずひっそりと芳香を放っていました。

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春の花は、どの花も強く心に残っています。カタクリは雑木林の岩場の日当たりの悪いところに咲いていて、誰にも気にも留められずひっそりと芳香を放っていました。

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