残念ながらこの方はついに公的な楽しい出番はもうなくなってしまったようです。これまでの記事もこれでおしまいです。


Akie評はつづく(9/2)

 こちらはAbe-shiの話

「命を懸けて国を守れ」と他人に言う人が、自分の政治生命が危うくなり、健康にも影響が出て、ポイッと仕事を投げ出した。

(毎日新聞吉井記者の目が役に立つ) 過去の、軽薄と言っても良い歴史修正主義的な発言は知っていたし、第1次政権で異様な執念を見せていた教育基本法改正にも強い危うさを感じてはいたのです。それでも、病から第1次政権を投げだし、世間の非難の嵐に耐えて、ついに再登板したあなたです。今度こそ、人の痛みを知る懐の深い政治家として、東日本大震災で傷ついた日本をまとめてくれるだろう、と思っていました。ところが、違いました。分断をあおってきたのは首相、あなただった! <全文

白井聡の論考(8/31)

この政権の存在そのものが人間性に対する侮辱であった。その象徴と目すべき事件が、伊藤詩織氏に対する山口敬之のレイプとそのもみ消しである。失政を重ね、それを糊塗しなければならないからこそ、山口のごとき提灯持ちの三下が安倍晋三にとっては大変貴重な人材となった。この事件は、犯行そのもの、逮捕の撤回、明るみに出た際の安倍支持者による被害者への誹謗中傷、もみ消し当事者の中村格警視庁刑事部長(=当時)のその後の出世という経緯のすべてが腐りきっている。こうして腐敗は底なしになった。森友学園事件、加計学園事件、桜を見る会の問題などはその典型であるが、安倍政権は己の腐りきった本質をさらけ出した。不正をはたらき、それを隠すために嘘をつき、その嘘を誤魔化すためにさらなる嘘をつくという悪循環。それはついに、一人の真面目な公務員を死に追い込んだ。高い倫理観を持つ者が罰せられ、阿諛追従して嘘に加担する者が立身出世を果たす。もはやこの国は法治国家ではない。

 例えば、新元号の発表と改元の時の政権の振る舞いを思い出してみれば、それは明白だ。先の天皇(現上皇)の譲位の意思に対しては執拗な抵抗を試みたくせに、新元号の発表となれば、安倍は前面にしゃしゃり出て、「令和」に込めた自分の「思い」を滔々と語った。国民主権の原則に立つ現行憲法下における元号は、「天皇と国民の時間」を意味するはずである。したがって、その発表に際しては、国民の一時的な代表にすぎない為政者の振る舞いは抑制的であるべきだという発想は、そこには一切見て取れなかった。むしろ反対に、安倍晋三こそが「令和」の産みの親であるというアピールが盛んにされたのである。それは国家の象徴的次元における「私物化」にほかならなかった。

 より実体的な領域を挙げるならば、大学入試改革の問題を見てみればよい。十分に機能してきた制度(センター試験)をわざわざ潰して民間業者を導入する主たる動機は、安倍の忠実な従僕たちの利権漁りである。安倍自身の知性に対する憎悪がそれを後押しした。もちろん、次世代の学力などは完全にどうでもよい。ある世代が丸ごと私物化されようとしたのであり、それは言い換えれば、この国の未来を犠牲にして利権に引き換えようとしたということにほかならない。かくして、モラルは崩壊し、政治の場、国家機構そのものが、政官財学で跋扈する背広を着た強盗どもによる公金のぶん取り合戦の空間と化してきた。新型コロナ対応のための補助金支給業務において、この腐敗は鮮やかに現れた。私物化の原則は権力の頂点から発し、恥を知る者を除く万人を私物化競争へと誘い出して行ったのである。

 それにしても、安倍政権におけるこうしたスキャンダルを列挙すると、それぞれの件の矮小性にあらためて驚かされる。ロッキード事件やリクルート事件は、それぞれ時代を画するものであった。これに対して、安倍晋三がらみの事件の実質は、山口敬之レイプ事件、森友学園事件=昭恵夫人の暴走・国有地の叩き売り、加計学園事件、桜を見る会、河井夫妻の事件であるにすぎない。どの事件にも、その背後で進行する社会構造の大変化などを感じさせるものは何もなく、ただひたすら凡庸でケチ臭い。それは、安倍晋三という人間のパーソナリティの身の丈にまさに合致しているとも言えるのだが。

 しかし、このことは、これらの事件の社会的有害性の小ささを意味するものではない。まさにこうしたスケールの小さい悪事の積み重ね、その隠蔽、嘘に次ぐ嘘といった事柄が、公正と正義を破壊し、官僚組織はもちろんのこと、社会全体を蝕んできたである。その総仕上げが、黒川弘務を検事総長に就任させようという策動であったが、これが国民の意思の爆発的な噴出(ツイッター・デモ)によって阻止されたことの意義は巨大であると言えよう。安倍の辞任は病気を原因とすると称してはいるが、支持率の低下と民衆からの批判によるストレスがそこには介在しており、その意味で民衆の力によって追い込まれたという側面を確実に持つ。


/Abe政治の本質:「道半ば」の幻想で人々をだまし続けた(中島武志)…(怒)2020/9/29

東京新聞

日本オリン・パラ組織委員会会長の「とんでもない女性差別発言」2021/2/6から

HRW「金メダル級差別」「はびこる女性差別をあらわに」。こう題された英文記事をHRWが公式サイトに出したのは2月4日昼。森氏が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で発言した翌日だった。Human Rights Watch土田さんほか5人の意見:Full Tex

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時々は、ちょっとおしゃれしてレストランへ行ってゆっくりしてたのに、コロナでさっぱり。I miss eating out with my family and friends! あまりないけど、このごろの写真をかき集めてみました。

茉莉ちゃんがこんなおもちゃでも喜んでいるなんて!

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Experts suspect cross immunity explains Japan’s low coronavirus death rate

June 14, 2020 (Mainichi Japan)

This supplied electron micrograph shows the new coronavirus that was first identified in the city of Wuhan in central China. (Photo courtesy of the National Institute of Infectious Diseases, Japan)

TOKYO — Some experts say cross immunity is the reason for the low death rate among novel coronavirus patients in Japan and other parts of Asia compared to that in Europe and North America.

When viruses that an individual has never been infected with enter the human body, the body makes antibodies, or proteins that combat the foreign substances. The first antibody to appear is Immunoglobulin M (IgM), while Immunoglobulin G (IgG) is produced later. While IgM antibodies disappear fairly quickly, IgG antibodies remain for a prolonged period and continue to protect the body from the same viruses.

When a team of researchers including Tatsuhiko Kodama, leader of the cancer metabolism project at the University of Tokyo’s Research Center for Advanced Science and Technology, studied the blood samples of coronavirus patients, IgG antibodies had increased in volume faster than IgM antibodies for some.

Kodama says this proves such people have immunity, since they were infected with a virus similar to the novel coronavirus that may have spread across Asia before. “Cross immunity may have worked when those people got infected with the new coronavirus,” he commented.

A team of researchers at the La Jolla Institute for Immunology in the United States has also pointed out that cross immunity may have worked for some people. According to a paper released by the American scientific journal Cell, researchers found immune cells that reacted to the new coronavirus from about a half of the blood samples collected from 20 people in the United States between 2015 and 2018.

Meanwhile, a separate research team including Yasuhiko Kamikubo, a program-specific professor at Kyoto University, provided a different explanation. They say because Japan was slow in closing its borders, a type of novel coronavirus with weak pathogen spread, and some people were already immune when the virus with strong pathogen spread later — which was why the damage is smaller compared to other countries.

Atsuo Hamada, professor of infectious diseases at the Tokyo Medical University, said, “If we have a clear understanding of the reason why there are gaps in the number of deaths in different countries and areas, we can understand how to respond to this infectious disease. Cross immunity due to the spread of a similar virus, mutation of the novel coronavirus and other factors to do with the virus itself are worth considering.”

(Mainichi)


ロンドン、渋谷医師の論考(文春より)

はびこる「PCR検査拡大は不合理」説を公衆衛生の第一人者が論破!【偽陽性の問題はほぼ100%ない】

今から実行すべき「6 つの施策」


繰り返しになるが、今からでも遅くない。我が国も検査体制の徹底的拡大、検査と隔離の推進を基本戦略として明確に位置付け、感染制御と経済再生の両立に向けて、例えば以下のようなことを即座に実行すべきであろう。

  1. 行政検査(保健所等の調査としての位置づけ)による調査の枠を外し、医師の判断のみで保険適
    用の検査(自己負担なし)を実施できるようにする。
  2. 医療機関、介護施設等については、全てのスタッフが例えば 2 週間に 1 度 PCR 検査を受ける
    等の具体的なガイドラインを設け、費用負担等の点で支援をする。
  3. 経団連等の経済団体に、感染状況の的確なモニタリングにも資することを踏まえ、企業の社員に
    ついて定期的に PCR 検査を実施することを要請する。
  4. 医療機関が PCR 検査機器などを購入する際には 100%補助する。
  5. 国産の PCR などの検査試薬と自動機器の開発製造基盤構築に対して、国が積極的な投資を行
    う。
  6. 検査データの品質評価機関の設立と早期稼働により、信頼出来る検査データを公表し、世界の
    専門家が分析や政策提言等をできる枠組みを整備する。

長谷部vs杉田の立憲主義論考 Aug, 28

朝日新聞 2020年7月25日 より

罰則付きの規制、憲法上問題はないが

杉田敦・法政大教授 新型コロナウイルス対策として、政府は4月、特別措置法に基づく緊急事態宣言を出し、営業や外出の自粛を要請しました。今月に入り再び感染が広がっていることから、今度は自粛ではなく罰則付きの規制を求める声も出ていますが、経済活動や移動の自由を保障する日本国憲法との関係をどう考えたらいいでしょう。

長谷部恭男・早稲田大教授 憲法が求めているのは「権力的な手段は抑制的に使いなさい」ということで、特措法もそういう仕組みになっています。ただし、現憲法下では強制措置はとれないということではない。いわゆる「3密」のような、感染リスクが明らかに高い店を営業することは、そもそも憲法の保護の範囲外と考えられます。営業を禁止し、違反者に罰則を科しても憲法上は問題ありません。

杉田 明々白々に危険とまでは言えないような場合はどうですか。

長谷部 営業禁止は無理だとしても、たとえば、一度に入れる客数を罰則付きで制限することなどは可能でしょう。ただ、人は罰則があるから言うことを聞くわけではない。殺人がそう起きないのは殺人罪があるからではなく、みんなが人を殺すのはいけないと思っているからです。罰則や強制力の効果を強調しすぎるのはやめた方がいい

杉田 いまの憲法は国民の権利を制限できないから、改憲して緊急事態条項を設ける必要があると言っている閣僚もいますが。


今年から、沼津植松家から移設されたハスなど170株以上の壮大なハス・コレクションは大いに見ごたえがあった。その種類の多いこと、見事に栽培されていること。早朝8時から大いに楽しんできました。梅雨の合間の少しだけ雨があがった時間でした!

今年は約240種のハスが楽しめます♪

大船フラワーセンター:園内のハス池とその奥および玉縄桜広場で、約240品種のハスを楽しめます。今年は静岡県沼津市本廣寺より譲り受けた190種が増え見ごたえも十分となっています。

今日はペンタックスカメラを持参したのでスイレンがきれいに撮れた!

ヤマユリも咲いていました。

森の小道のヤマユリ

田舎の家の庭にたくさん咲いていたどうということのない雑草のような花。近所のどこの家の庭にも咲いていた。ところどころ薄汚れたりして咲いていた。懐かしい、大船センターの一等地に咲いていたのが可笑しい。

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行ってきました。見てきました。良い香りもありました。Okapiがホントに目の前を歩いていきました。


そんなに人出はないと思って行ってみたのに、家族で来てる人で大賑わい。ちょっとひるみました。なんといってもコロナが怖い。


 Okapiくん(角あり)かわゆい!

Okapi-kun




Koike 2024/4/15

Kindle 画面から。左はToni Morisonの小説、右はBetti MidlarのThe Rose楽譜

最近、びっくりしたすごい表現。あのKoikeさんは「ビニールシートでしかない」と断言した人がいる。女帝小池百合子の著者石井妙子さん。彼女自身のちょっとスノビッシュなところが見えかくれするのが気になるけど!

 「石井妙子」さんの記事より

〈その場に立った時、「芦屋令嬢」という言葉が、初めて胸に切なく迫った〉

 甲南女子中・高を経て関西学院大中退。経歴をたどり、神戸・阪神間の雰囲気を作品に落とし込んだ。線路脇の生家跡はコインパーキングになっていた。そこで感じたのは「階層の格差」だ。富めるものは富み、貧しいものは貧しい。「上へ上へという脇目もふらぬ上昇志向は芦屋で育ったことが影響している」

 紅一点を好み、権力者に近づき、引き上げられたいと願う。その一方で自身と競合する女性を敵視し、社会的弱者への関心は薄い。

 「人々は彼女を見て空をゆく飛翔体に例え、すごいエンジンを持つロケットみたいだとほめそやす。私は疑問を持った。この人はただのビニールシート。風に舞って高く上がるが、落ちてきたらエンジンも翼もない。でもビニールだから強い。どんな風にも乗れてしまう」

 スポットライトを浴びるほどに表情が輝く。折しも新型コロナウイルスの感染拡大で露出が増えている。

女帝小池百合子記事


 小池百合子「カイロ大卒業証明書」偽造疑惑(日刊ゲンダイ)

  • ウーン、齋藤美奈子さんの評論は正しい。

『女帝 小池百合子』を読んで 斎藤美奈子(記事全部)

 石井妙子著『女帝 小池百合子』(文藝春秋)。べつに読まなくてもいいんだけどね。都知事選の前に出たこともあって話題になり、20万部のベストセラーだそうだ。SNS上では絶賛の嵐で、私もそれに乗せられて読んだんだけど、途中から具合が悪くなりそうだった。小池百合子に対してじゃないよ。この本に対してです。ことに多くの「左派リベラル系男性論客」がこぞって激賞している(多くはないが、女性でも褒めてる人がいる)のを見て、絶望的な気持ちになり、いまでもまだ、半分くらい立ち直れていません。

 私はこの本、まったく評価できません。正直、みなさまがおっしゃるように、おもしろいとも思えなかった。はっきりいいますが、この本を褒めた人は、(1)じつはきちんと読んでいない、(2)都知事選前の時流に流された(リベラル陣営に忖度した・選挙で彼女を落選させたかった)、(3)そもそも本を読む力がない、(4)そもそも性差別主義者である、のどれかではないかと思います。 いまのところウェブ上で読める数少ない批判的書評のひとつは香山リカさんのものです。そこで彼女は、拙著『モダンガール論』のキャッチーコピー「女の子には出世の道が二つある」「社長になるか社長夫人になるか、それが問題だ」を引きながら、〈「社長夫人」ではなく「社長」を目指し、多忙さなどから独身のままでいる女性は、「悪い噂」をたてられるのか〉と嘆いています。 
〈「安倍昭恵氏のように余りある後ろ盾があって何の憂いもなくやりたいことをやる女性は「天然」「無邪気」と大目に見られ、小池氏のようにすべてを自分でまかなわなければならない女性は、攻撃的とか虚栄心の虜などと糾弾される〉。それはあまりに悲しすぎる、理不尽ではないかと。

2024/4/15 Koike’s fake certification

2024/14/12

大学の公文書とは何なのか伊東 乾

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