田を植ゑて空も近江の水ぐもり (森 澄雄)
水を満々にたたえた田んぼには小さな苗がそよぎ、空は水を含むように薄く曇っています。天も地も美しく清涼な水の国、近江の景です。(季語=田植え)


Berg歌う我に微笑めキバナフジ

5/9のリサイタルのあと次の歌にはAlban Bergの曲が加わった。シェーンベルクなどの近代歌曲の流れで、ロマン派や印象派の音楽とは違う柔らかな艶めかしい音が続く。すばらしい曲だ。


樟若葉雨の木となりぬ (森賀まり)

樟の大木が雨に包まれました。鮮やかな緑、生命力漲る若葉に雨が滴り、雨がやんでもなお、一本の「雨の木」となって水滴を滴らせています。みずみずしく美しい情景です。(季語=樟若葉)


夕河岸の鰺売る声や雨あがり (永井荷風)
雨あがりの夕河岸に、賑やかに鰺を売る声が響きます。大正、昭和初期の庶民の暮らしがうかがえる1句です。江戸時代からの慣わしで、魚河岸では、魚が腐りやすい夏は、夕方も市が開かれました。(季語=夕河岸・鰺)


大叔母が四人緑陰の赤ん坊 (正木ゆう子)

夏の木陰で、緑に包まれて笑う可愛い赤ちゃんには、元気な祖父母の妹が4人もいます。4人が揃って、笑顔で赤ちゃんの顔を覗き込んでいる、明るい情景が思い浮かびます。過去から未来へつながってゆく、新しい生命です。(季語=緑陰)


見上ぐれば塔見渡せば夏霞 (原 川雀)

対訳句集『俳句 その風景』(朔出版)。同じ場所に立っていても、「見上げる」と「見渡す」では風景がそれぞれ違います。対句的表現を効果的に用いた1」句。なおこの句集、娘さんによる英語対訳も掲載されています。「知音」同人。(季語=夏霞)


自転車に七夕笹と子を二人 (星野恒彦)
自転車に、七夕笹と子供を2人乗せて帰ります。これから親子で飾り付け。楽しい時間です。七夕は本来陰暦の7月7日の行事なので、秋の季語となっています。(季語=七夕)


梅雨空に密かに香れ白き蓮

ハスの花が、いつもより2週間ほど早く咲き始めたと聞き、時折ザア〜と来る雨を、傘なしで大樹の陰やカフェで避けながら、ハスの花の芳しい香りを楽しみました。(7/6 大船フラワーセンター)


◇ 「森の道」に連なり咲くやヤマユリの花

20年ぐらい通っている植物園。今年のヤマユリが一番!! 新しく植えたのかなあとも考えてみた。今週月曜日(7/5)には八景木村邸のヤマユリが遠くでたくさん咲いているのも見た。


亡母や海見る度に見る度に (小林一茶)
 一茶50歳の句です。3歳で母を亡くし、8歳で迎えた新しい母との折り合いが悪く、家庭的に恵まれなかった一茶。海を見るたびに、母の面影が胸に蘇ります。素朴な表現から、切々とした思いが伝わってきます。(無季)


◇ 金色のまんまる月や母いづこ //   金色のまんまる月に母想う
   亡き母や月見る度に見る度に”
 一茶50歳の句を見て、今の私と同じ歳で亡くなった母を思って作句。(無季)7/22

Haiku Poem

コロナでも、ちょこっとだけの楽しみは欲しい。孫たちをハグしたいけど肩にそっとタッチしただけだった。でも、とっても嬉しかった!なんとささやかな時間。でも、それでも、、時間じゃないから・・・。



Kumiは1時間半も帰ってこなかった!
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龍宝寺も一年で一番美しい季節だった。(龍宝寺のお花はこちら

やや、無理やりでもいいから俳句作り。

あとで見ると楽しいから。。。

北鎌倉の家(カラタネオガタマ、シャリンバイ、カンパニューラ)

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【カラオケ】少年時代 / 井上陽水
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夢で逢えたら (カラオケ) 森丘祥子***************************

公園の手品師 (カラオケ) フランク永井***************************
スピッツ / 楓 56,434,100 回視聴 •2010/04/16
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◆夏が過ぎ 風あざみ  誰のあこがれに さまよう  青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中  永い冬が 窓を閉じて  呼びかけたままで  夢はつまり 想い出のあとさき  夏まつり 宵かがり  胸のたかなりに あわせて  八月は夢花火 私の心は夏模

目が覚めて  夢のあと  長い影が  夜にのびて  星屑の空へ  夢はつまり  想い出のあとさき   夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう  八月は夢花火  私の心は夏模様 ****

◆夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい

あなたは わたしから遠く離れているけど  逢いたくなったら まぶたをとじるの  夢でもし逢えたら 素敵なことね  あなたに逢えるまで 眠り続けたい

うすむらさき色した 深い眠りに落ち込み  わたしは 駆け出して あなたを探してる  夢でもし逢えたら 素敵なことね  あなたに逢えるまで 眠り続けたい

春風そよそよ 右のほほをなで  あなたは私の もとへかけてくる 夢でもし逢えたら 素敵なことね  あなたに逢えるまで 眠り続けたい ******

◆鳩が翔(と)び立つ 公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ  うすれ陽に ほほえみながら  季節の歌を ラララン ラララン ラララン  唄っているよ 貸してあげよか アコーデオン  銀杏は手品師 老いたピエロ

風が冷たい 公園の  銀杏は手品師 老いたピエロ  何もかも 聞いていながら  知らぬ顔して  ラララン ラララン ラララン すましているよ 呼んでおくれよ 幸せを  銀杏は手品師 老いたピエロ ******

◆忘れはしないよ 時が流れても いたずらなやりとりや 心のトゲさえも   君が笑えばもう  小さく丸くなっていたこと かわるがわる覗いた穴から   何を見てたかなぁ?  一人きりじゃ叶えられない  夢もあったけれど さよなら 君の声を 抱いて歩いていく  ああ 僕のままで  どこまで届くだろう

探していたのさ  君と会う日まで 今じゃ懐かしい言葉  ガラスの向こうには   水玉の雲が 散らかっていた   あの日まで  風が吹いて  飛ばされそうな  軽いタマシイで 他人と同じような幸せを  信じていたのに  これから傷ついたり 誰か傷つけても  ああ 僕のままで どこまで届くだろう

瞬きするほど  長い季節が来て 呼び合う名前が こだまし始める 聞こえる?  さよなら   君の声を 抱いて 歩いていく  ああ 僕のままで  どこまで届くだろう  ああ 君の声を 抱いて歩いていく  ああ 僕のままで どこまで届くだろう  ああ 君の声を

「COVID-19後の世界」とタイトルを付けたけど、まったく終わらない。この国の「程度、貧度(?)」が顕わになり寂しい限りだ。何が何でもオリンピックを開催したことにしようという非科学的な政策に辟易している市民、私がその一人だ。海外の人に「ワクチンはまだ?」と訊かれると[7月末ごろ」、「オリンピックはできるの?」と訊かれたら「中止になると思う」と答えている。数日前のあの大阪のさみしい、見苦しい聖火リレーはショックだった。神奈川も間もなく「まん延防止等重点措置」が発令される。

最大のスポンサーと言われている米国NBCも聖火リレーは「中止せよ」との意見を出した。

 Amid Covid fears, Tokyo Olympic Games' torch relay kicks off. It should be extinguished.
 The spectacle risks sacrificing public health on the altar of an Olympic tradition — one established by the Nazis, no less.  
 March 25, 2021,  By Jules Boykoff

 But many in the region actually blame the Tokyo Olympics for Fukushima's slow recovery, with resources having been diverted from Fukushima to Tokyo to prepare for the games. Sports journalist Dave Zirin said during a 2019 visit to Fukushima: "I've never seen anything like this. They are theming the torch run around the idea of a recovery of a place that hasn't recovered. You can't get more cynical than that."
 Many in Fukushima agree. "Fukushima is being sacrificed for the sake of the Tokyo Olympics," anti-Olympics activist Noriko Kyogoku told me. A week before the launch of the torch relay, Kyogoku joined protesters in Fukushima, unfurling a banner that read: "Just Stop It! No Olympics!" Another protester, Toshio Miyazaki, said the torch relay was "a political disguise" designed "to conceal the reality that there is no recovery in Fukushima." And Hiroki Ogasawara, a professor of sociology at Kobe University, dubbed the relay a "torch wash" that deflected attention from serious, lingering problems in Fukushima.  FULL TEXT

2021/4/14

2021/4/17

オリンピックは開催されるのか、状況はますます悪くなるが、IOCバッハは「天皇に会わせろ」だの「自信をもって東京に行ってくれ」とか「何様?」の様相(怒)

毎日新聞に掲載さた1964年の様子

 ★ 三島由紀夫「突然、予想外の効果をもって、各国の選手が腕を組み一団となってかけ込んできたときのその無秩序の美しさは比べるものはなかった」
  ★ 石原慎太郎「聖火は消えず、ただ移りゆくのみである。この祭典は我々に、人間がかくもそれぞれ異り、またかくも、それぞれが同じかと言うことを教えてくれた」
  ★ 北杜夫「どの顔もせい一杯にこやかに破顔」「あかあかとともっていた聖火が、半分となり、ちろちろとゆらぎ、もう一度かすかにまたたき、ふっと消える」

Olumpicsは無理やり開催するようだ。危険と隣り合わせの賭け、誰のための?誰を何をNeglectして、犠牲にして?6/20

Japan’s emperor voices concern about Covid spread during Olympics

Naruhito said to be ‘extremely worried’ and shares widespread public unease over the Games

Emperor Naruhito is forbidden by Japan’s postwar constitution from making public statements on contentious issues.  Justin McCurry in Tokyo   Thu 24 Jun 2021 12.02 BST

Japan’s emperor has voiced concern over the possible spread of coronavirus during the Tokyo 2020 Olympics, in an unexpected intervention in the debate over holding the Games in the middle of a pandemic. Naruhito, who ascended the Chrysanthemum throne in 2019 after his father, Akihito, abdicated, said he shared widespread public concern about the Games, which open in a month’s time. “The emperor is extremely worried about the current status of coronavirus infections,” Yasuhiko Nishimura, the grand steward of the Imperial Household Agency, told a regular news conference on Thursday.

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菅義偉首相のために、オリンピック中止会見用の原稿書いた あかたちかこ 2021/06/28 傑作

オリンピックはもうどう考えても中止にするべきなのに、なかなかその発表がない。もしかして誰も中止会見用の原稿書いてくれないのかな?と心配になったので、代わりに書いてあげたから、使っていいよ、菅さん。

オリンピックはわたしの夢でした。わたしはいちご農家に生まれながら、いちごが嫌いでした。教員であったことにすがり、いつまでも教員面している母のことも、いちごごときで「成功」を納め、勲章をもらった父のことも、大嫌いでした。秋田出身を売りにしてきましたが、秋田のことも嫌いでした。でも、16歳の時に見たオリンピックだけは美しかった。あんなキラキラした世界に自分も行きたいと思いました。その時、もしかしたら自分も勝てるかもしれない、と初めて思いました。そうして、秋田を捨て、東京に出ましたが、東京も、大学も、わたしを変えてくれなかった。そのことをずっと恨みに思っていました。 勉強も嫌いでした。あんなものは何の役にも立たない。そう思っていました。******  FULL TEXT

 2021/7/13

出したくもないけどJapaneseお目の前で”Chinese”と言ってしまう下種な奴だ

Nスタのキャスター固まらせた、怒りの発言「倉持先生」がトレンド1位 [2021年8月3日20時30分]

3日夕に放送されたTBS系報道番組「Nスタ」で、インターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁氏が、菅義偉首相と小池百合子都知事に「2人とも至急お辞めになった方がいい」と怒りの発言をし、「倉持先生」がツイッターのトレンド1位にランクイン。コロナ患者の入院対象を重症者らに限定し、重症化リスクが低い中等症患者は自宅療養とするという政府の方針転換を受け、コロナ治療の最前線にいる立場から「言っていることがめちゃくちゃ」と語った。現場の声として「医療現場に治療薬を早く渡していただきたい」とし「ぜひ自宅でも外来でも治療できるような体制を至急構築することで、重症化せずに、『普通の軽い病気だったね』と初めてなる」。また「レムデシビルや抗体カクテル療法の薬も、数が足りないので入院でしか使うなと厚労相から通達が出ている。外来にたくさん患者さんが来ていて、早く使ってあげたいがそれができないので非常に困っている」と訴えた。

シリーズ【コロナ禍の五輪開催を考える】8・3「政府は、五輪と感染拡大防止を同時にやろうとして収拾がつかなくなり、ケツをまくって逃げた」 倉持仁医師 8/3
藤崎剛人 現代ニホン主義の精神史的状況

自宅療養で人々を見殺しにすると決めた菅首相 2021年08月04日

<菅政権は全力で国民の生命を救おうとはしていない。何もしなくても「政権は安泰」と高を括っているからだ> 8月2日、政府は新型コロナウイルスで、「中等症」であっても「症状が軽い」あるいは「重症化リスクの少ない」患者に関しては、「自宅療養」を可とする方針を出した。これまでは原則的にコロナ患者は入院、無症状や軽症の場合は宿泊施設に入るという方針で進めていたが、その方針を転換したかたちだ。FULL TEXT

春の訪れを待ち子どもや孫に会える日を待つ日々。鎌倉五山征服計画を実行する日がきた。でも、Simonはその日を待ちきれず、単独探検を敢行。前日に9寺2切通を歩いたので、浄智寺、寿福寺を除いて浄妙寺へ。でもルートを考え、妙本寺から。

五山ではないけど、前回夕方暗かったので、最初に妙本寺へ

<段葛のサクラもようやく大きくなりました>

 

急に忙しいお正月w/Simon_2

急に忙しいお正月w/Simon_1

これから春真っ盛り。これを見て春を楽しむべし!(待てよ!以前も作ったことがあったような気がしてきた)

菫程な小さき人に生れたし (夏目漱石)

目立たずひっそりと咲く小さな菫のように、権威や権力にこだわらず無心に清らかに。そんな生き方をしたいのです。明治30年作。漱石が熱心に作句に励み、生涯の約2400句の内、約1000句を詠んだ熊本時代の作品です。(季語=菫)


どの道も家路とおもふげんげかな(田中裕明)

一般に蓮華、蓮華草と呼ばれる紫雲英(げんげ)の花。春の野や田んぼに咲きあふれて、紅色に彩ります。紫雲英の咲く道はどの道も、幼い頃の家路へとつながっているようになつかしく感じられるます。(季語=げんげ)

花あれば西行の日とおもふべし (角川源義)

「願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ」と願い、その通りに没した西行。桜が咲けば西行の日と思えと詠み、西行への憧憬とともに自らの死への覚悟と願望が伝わる、源義の代表作です。(季語=花)

春蘭や雨をふくみてうすみどり (杉田久女)

山中に春蘭が咲いています。春蘭は東洋蘭の仲間で、昔からその清らかな姿を愛されてきました。しっとりと雨に濡れ薄緑色に透ける花の美しさ。平仮名の表現が、花の命のふくらみとやわらかさを感じさせます。(季語=春蘭)

春霞 わがこころなる春の原景

春霞のはっきりした記憶はない。でも、まだ小さいときに山に分け入り見た風景、山野草が顔を出し始める頃の生暖かい風、それらは春のかすみの彼方にあるような気がする。<辛夷を追いかけた日の思い出を語ったら仏人の友人にも通じたので驚いた。>(2021/3/21)

手に取ればかそけき香りヤマザクラ

ソメイヨシノは美しいが一番好きなのはサトザクラ。大島桜も緑の葉っぱとの対比が美しい。花も葉もきれいだけど一番好きなのはその芳香。そこはかとない、でも息をつめて吸い込んでみたい良い香り。いつまでも離れがたい。(2021/3/22)


鎌倉や松葉谷なる利休梅 (Akemi)

鎌倉や寺を廻れば花いかだ(Simon)

♧ 浄妙寺竹林の中静かかな(原文のママ、Simon)

前回に続き鎌倉五山巡りに出かけた。サクラの季節、花海棠、花桃、ミツバツツジ、利休梅、シャガ、ムラサキハナナなど、色とりどりの花に出会えた。時々立ち止まり、無理やり”俳句”を作ると、あとで楽しい!!(3/31)

安国論寺で抹茶の休憩
妙本寺

便所より青空見えて啄木忌(寺山修司)

便所という、狭く暗い場所から見上げる、明るく輝くはるかな青空。困窮の中で希望を求めた石川啄木の思いと響き合います。早熟の天才、寺山修司の代表作のひとつ。十代のフレッシュな感覚が溢れます。(季語=啄木忌)


春ゆかしMari九段中エンジのりぼん

孫のMariが3年の頑張りの末に予想外の成果をあげ、背が伸びたのよりももっと嬉しい九段中高等教育学校への入学を果たした。Mariのその晴れやかな表情はなにものにも代えがたい若い人だけに与えられる輝きだ。その美しいこと!見るたびに喜びで胸がいっぱいになる。(4/23)


ランチカフェ川辺の緑に”Blue Skies” (Noah and the whale)

But, blue skies are calling, oh, yeah, blue skies arecalling スタバのOutside tableでランチしてたら聞こえてきた!そのとき自分の年齢を忘れさせる不思議な幸福感があった。まるで外国にでもいるような・・・。ふとした時間がかけがえのない大切なものに思えた。

ひとりいるカフェの向こうの空あおしスタバテラス川辺にそよぐ高き緑木

なんといういいタイミングで!

Haiku Poem

Haiku Poem 2021 Jan-Feb