何とも言えない不気味な何かの接近。何をもたらすのか、いつ去っていくのか? 2年前バルト3国のどこかで見たペストの歴史、ヘルシンキか?あの街角に立っていた黒衣の長身の「悪魔」を思い出した。<Trip to the Baltics (Tallinn)

WHO Special Site


ヒトに感染するコロナウイルスとは;ヒトに蔓延している風邪のウイルス4種類と、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類が知られている。 :(新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報ページ :国立感染症研究所)

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 ウイルス学的特徴

電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、直径約100nmの球形で、表面には突起が見られる。形態が王冠“crown”に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する“corona”という名前が付けられた。ウイルス学的には、ニドウイルス目・コロナウイルス亜科・コロナウイルス科に分類される。脂質二重膜のエンベロープの中にNucleocapsid(N)蛋白に巻きついたプラス鎖の一本鎖RNAのゲノムがあり、エンベロープ表面にはSpike(S)蛋白、Envelope(E)蛋白、Membrane(M)蛋白が配置されている(図1)。ウイルスゲノムの大きさはRNAウイルスの中では最大サイズの30kbである。遺伝学的特徴からα、β、γ、δのグループに分類される。HCoV-229EとHCoV-NL63はαコロナウイルスに、MERS-CoV、SARS-CoV、HCoV-OC43、HCoV-HKU1はβコロナウイルスに分類されている。

Coronavirus Disease (COVID-19) Japan Tracker

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NYT Motoko Richさん

Diamond Princess号に関するNYT記事 (こちら)

More than three days passed before Japan imposed a quarantine. That delay and other missteps helped produce the largest outbreak of the virus beyond China. By Motoko Rich   Published Feb. 22, 2020  Updated Feb. 23, 2020, 5:37 a.m. ET

YOKOHAMA, Japan — The captain came over the intercom early in the evening: A passenger who had left the ship nine days earlier had tested positive for the new coronavirus sweeping through China. While the guests on board were unnerved, it was the final night of their two-week luxury cruise aboard the Diamond Princess. The revelry continued as the ship headed toward the port in Yokohama, Japan’s second-largest city. Passengers dined on filet mignon, attended shows in the 700-seat theater and crowded the bars and dance floors into the night. (つづく


政府の対応は、オリンピックのためか、感染者数のごまかしに腐心?


Abeはpandemicの対応をすべき時に何をしていたかが問題になっている



(2020.4.6)全世界がパニックに陥る深刻な事態だ。密かに好きなwarugaki Boris Johnsonが10日ほどの自宅隔離の後、入院措置となり心配だ。志村けんさんが死亡したのも痛ましかった。

Boris Johnson #StayHomeSaveLives@BorisJohnson·4月3日Another quick update from me on our campaign against #coronavirus. You are saving lives by staying at home, so I urge you to stick with it this weekend, even if we do have some fine weather.

Boris Johnson #StayHomeSaveLives@BorisJohnson·3時間I’d like to say thank you to all the brilliant NHS staff taking care of me and others in this difficult time. You are the best of Britain. Stay safe everyone, and please remember to stay at home to protect the NHS and save lives.

(4/6)Last night, on the advice of my doctor, I went into hospital for some routine tests as I’m still experiencing coronavirus symptoms. I’m in good spirits and keeping in touch with my team, as we work together to fight this virus and keep everyone safe.

青山学院大学教授・生物学者の福岡伸一さん

 ウイルスとは電子顕微鏡でしか見ることのできない極小の粒子であり、生物と無生物のあいだに漂う奇妙な存在だ。生命を「自己複製を唯一無二の目的とするシステムである」と利己的遺伝子論的に定義すれば、自らのコピーを増やし続けるウイルスは、とりもなおさず生命体と呼べるだろう。しかし生命をもうひとつ別の視点から定義すれば、そう簡単な話にはならない。それは生命を、絶えず自らを壊しつつ、常に作り替えて、あやうい一回性のバランスの上にたつ動的なシステムである、と定義する見方――つまり、動的平衡の生命観に立てば――、代謝も呼吸も自己破壊もないウイルスは生物とは呼べないことになる。しかしウイルスは単なる無生物でもない。ウイルスの振る舞いをよく見ると、ウイルスは自己複製だけしている利己的な存在ではない。むしろウイルスは利他的な存在である。

(興味深い論考だ。ヘンなお顔の福岡先生、素敵)

寄稿 青山学院大学教授・生物学者の福岡伸一さん 2 (2020/6/17)

連載コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

生命の必然、ロゴスでは抵抗できない 福岡伸一さん寄稿

 自然というもののありようをいま一度、きちんと考えてみたい。「新しい生活様式」推奨策のため、夏も近いというのに、海や山に行くのが憚(はばか)られるようになってしまった。でも、“自然”は私たちのごく身近にある。といっても近所の公園のことではない。私たちのもっとも近くにある自然とは自分の身体である。

 生命としての身体は、自分自身の所有物に見えて、決してこれを自らの制御下に置くことはできない。私たちは、いつ生まれ、どこで病を得、どのように死ぬか、知ることも選(え)り好みすることもできない。しかし、普段、都市の中にいる私たちはすっかりそのことを忘れて、計画どおりに、規則正しく、効率よく、予定にしたがって、成果を上げ、どこまでも自らの意志で生きているように思い込んでいる。ここに本来の自然と、脳が作り出した自然の本質的な対立がある。前者をギリシャ語でいうピュシス、後者をロゴスと呼んでみたい。ロゴスとは言葉や論理のこと。


The Spanish Flu of 1918: the history of a deadly pandemic and lessons for coronavirus 69,615 回視聴• 2020/04/091027108共有保存 とても分かりやすい解説

What was the Spanish Flu, why was it so deadly – and are there any lessons for today’s world as countries try to stem the spread of Covid-19? (Subscribe: https://bit.ly/C4_News_Subscribe) 100 years ago, the world was hit by a deadly pandemic during the last months of WWI: the Spanish Flu went on to kill millions of people around the globe. Channel 4 News speaks to Professor Howard Phillip, Professor Nancy Bristow and the writer Laura Spinney – all of whom have studied and written about the Spanish Flu crisis.

<専門家の中でも経験あり、実績あり&最も科学的かな?と思える人はこちら>

WHO上級顧問・渋谷健司さんが警鐘 「手遅れに近い」状態を招いた専門家会議の問題点 小田健司2020.4.18 08:00AERA#AERAオンライン限定#新型コロナウイルス

 WHO事務局上級顧問で英国キングスカレッジ・ロンドン教授の渋谷健司さんが、日本の感染拡大防止策に警鐘を鳴らしている。政治から独立していない「専門家会議」の問題点、クラスター対策、自粛ベースや3密の限界――。いま何が問題で、何が求められているのか。(全文


4/24 神戸大岩田教授のセッションが面白かったので。


<これぞジャーナリスト神保哲生の首相質問>  2020/05/06

非主流記者の相次ぐ「剛速球」質問に慌てた安倍首相

非主流記者の相次ぐ「剛速球」質問に慌てた安倍首相

 「総理、内閣総理大臣が(新型コロナウイルスの感染を判定する)PCR検査を増やせということを指示しても、今の日本は実力的に、PCR検査を増やすことができないんだということをおっしゃっているのですか。それとも、これまでは本気で(PCR検査を)増やすことをしてこなかったのか」今回も同じ記者だった。安倍首相の4日の記者会見で、最後に登場して剛速球を投げたのは…。

 インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を運営する日本ビデオニュース社の神保哲生代表は、この日も安倍首相を当惑させている質問を素早く投げかけた。「(安倍首相は)PCR検査のことを国会で聞かれても、(検査数のキャパシティーを)一日2万件に増やすといったお答えをされる。でもまだ1万件に行ったことがない。つまり、どこか人ごとのようなお答えをされるけど、それはそれほど本気でこれまで増やそうとしていなかったのか、それとも本気で増やそうとしたが、本当に増えなかったのか。」神保氏は「本気」という言葉を何度も使って、速射砲のように質問を投げかけた。これはまるで今年3月28日の記者会見のデジャビュ(既視感)のようだった。当時も神保氏は記者会見が終わるころ、最後に質問する機会を得た。「総理自身のお考えを是非聞きたい。海外などでは、日本は水面下で実際には感染が広がっているのではないかという疑いの声がいろんな所で聞かれる」とストレートに質問した。中国からの入国制限も遅かったと「しっ責」した。日本の一般市民が持っている不満や懸念を率直に代弁した質問だった。予期せぬ質問に安倍首相は慌てたように、これについて異例の長く詳しい弁明を余儀なくされた。東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員 チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 <神保氏自身の記事こちら

5/9(土)…朝日新聞土曜のお楽しみ「クイズ」のあるbe版がお休みだったx x x 。新聞もTVもネットもコロナだらけで嫌になるけど、見るべき記事もある。


(追加記事)コロナウイルスの治療薬、治療法も少しずつ固まっていくようだ。


How to ware or use masks? 2020/11/25

2021/1/8 新しい年になり急激に感染者数が増加している!

感染経路

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数カ月ぶりのGTT Outing チラシでは電車とバスでの移動が多く見えて安心して参加! ところがやっぱりというべきか、行程はきつかった!真鶴海岸の、火山岩だらけの歩道を歩いたときは「イチかバチか」危機一髪のところが1か所。自分の年齢・体力の限界をチェックしたような気分になった(大丈夫だった!)8:50湯河原駅集合から夕方まで16,000歩。陽光と緑、梅の香りを満喫したOutingだったが、帰宅したら「もう歩けない」。でも、まだ大丈夫だった! 次回はイチゴ狩り。また頑張って出かけ、体力維持の限界に挑戦しよう!(英語力も・・)


Taken by Iwamoto



真鶴半島「お林」と海岸

この日の草花


GTT Menu

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本校舎の東側、白い校舎の横いっぱいに美しく咲く、咲いていた梅。ビルの新築で1/3ぐらいに減らされ、その後は掲示板に邪魔され、今年は剪定で美しい枝をバッサリ切られ、憐れ。でも美しい花はめげない、美しく咲く。





 もっときれいになったら、またアップ!


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さくらの季節が来ると真っ先に咲く河津桜。今日は龍華寺でちょっと早いサクラ見物。のんびり、誰もいない境内でバカみたいに顔を上げて花を眺め、匂いをさがし、写真のアングルを考える!「ヘンなおばあさんが熱心に写真撮ってるけど、何に使うんだろう」とか思われてる・・・と自分だけそう思っている。


箱根桜(だった)白っぽい花びらが優美・・・



FBに投稿してみました。

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Winterreisse 第23曲に出てくる Nebensonnen 遠藤先生の名調子解説が懐かしい。


2021/2/15 江の島付近の幻日!


 冬の旅より

シューベルト :冬の旅 第23番 幻の太陽 D 911/23 Op. 89-23

Schubert, Franz:Winterreise No.23 Die Nebensonnen D 911/23 Op. 89-23  23. 幻の太陽 Die Nebensonnen

Die Nebensonnen
Wilhelm Müller
Drei Sonnen sah ich am Himmel stehen, 
Hab’ lang’ und fest sie angesehn;
Und sie auch standen da so stier,
Als wollten sie nicht weg von mir.
Ach, meine Sonnen seid ihr nicht! 
Schaut Andren doch in’s Angesicht!
Ja, neulich hatt’ ich auch wohl drei: 
Nun sind hinab die besten zwei.
Ging’ nur die dritt’ erst hinterdrein!
Im Dunkeln wird mir wohler sein.
The Mock Suns
English Translation
© Richard Wigmore
I saw three suns in the sky;
I gazed at them long and intently.
And they, too, stood there so fixedly,
as if unwilling to leave me.
Alas, you are not my suns!
Gaze into other people’s faces!
Yes, not long ago I, too, had three suns; 
now the two best have set.
If only the third would follow,
I should feel happier in the dark.

三つの太陽が空にかかっていた.
私は長い間,しっかりと見つめていた.
そして三つの太陽もまた,じっとしていた,
私から去って行きたくないようだった.
ああ,お前たちは私の太陽ではない!
ほかの人の顔を見つめるがよい!
そう,先だって私にも三つの太陽があったことがある.
いま,いとしい二つは沈んでいる.
三つ目の太陽もつづいてなくなってくれていれば,
暗闇につつまれて,私はもっと幸福だろうに.


空に太陽が三つあるのが見えて、 長い時間、じいっと見つめていた。 太陽たちも無表情で身じろぎもしなかった、 * ミュラーの詩では Ja(そうだ) まるで俺から離れたくないかのように。 ああ、おまえたちは俺の太陽じゃない、 他の奴の顔でも見ててくれ! ああ、最近まで俺も確かに三つ持っていたんだ、 今や、いいほうの二つが沈んじまった。 三つめのも続いて行ってくれればいいのに、 俺には暗闇の中のほうがより快適なんだ。

 「幻日」とは関係ないけど

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Akkieのところに置いといた「桜を見る会」のテーマもいよいよ最終盤か。文書の改竄、隠蔽、捏造、国会答弁のウソ、逃げを繰り返しても次第に追い詰められ、最後は検察庁人事にまで介入しあくまでも罪を免れようとあがく。検事総長に自分の都合のよい人を据えようと法律の”解釈を変えた”と堂々と言いだした。


 都立大学木村先生のコメント


2020/2/20  全くとんでもないことになっている。

検察官の定年延長問題に関する声明(2020年2月21日)

「法の支配 根底から揺るがす」憲法学者ら検事長定年延長批判

東京高等検察庁の検事長の定年延長をめぐり、憲法学者などのグループが21日、都内で会見し「政権の都合で従来の法解釈を自由に変更してかまわないということでは、法の支配が根底から揺るがされる」とする抗議声明を発表しました。

東京高検の黒川検事長の定年は国家公務員法に基づいて延長されましたが、森法務大臣は国家公務員法に定年制が導入された当時には、検察官の定年延長が可能とは解釈されていなかったものの、今回の政府の法解釈で可能になったという認識を示しています。
これについて、憲法学者や政治学者などで作る「立憲デモクラシーの会」が21日、都内で記者会見し抗議声明を発表しました。
声明では「権力の中枢にある者の犯罪をも捜査の対象とする検察官の人事のルールは、国会の審議・決定を経ずして、単なる閣議決定で決められるべき事柄ではない」としたうえで、「ときの政権の都合で、従来の法解釈を自由に変更してかまわないということでは、政権の行動を枠にはめるべき法の支配が根底から揺るがされる」としています。(NHKweb) 「声明全文」


検察官も声を挙げた 2020/2/25

Yahoo! JAPAN広告 東京高検の黒川検事長の定年延長問題 検事正の乱「国民からの信頼が損なわれる」〈週刊朝日〉

「急な発言で何を言い出すのかと思ったら、黒川検事長の定年延長問題の公然と批判する意見を検事正が言い出した。本当にびっくりした」(法務省関係者)

 東京高検の黒川弘務検事長(63)の定年延長問題をめぐり、19日に法務省で開かれた全国の法務・検察幹部が集まる「検察長官会同」で、冒頭のような爆弾発言が飛び出した。森雅子法相や稲田伸夫検事総長らも、出席したこの会議。その席上には当事者である黒川検事長もいた。森法務相、稲田検事総長の訓示や挨拶などがあり、その後、日産自動車元会長、カルロスゴーン被告の逃亡を巡って、保釈制度など検察運営の論議に移った。「ゴーン被告の逃亡を受けて、法律改正が見込まれる中でその説明などがありました。そこで、意見はないかとの声がかかり、挙手して発言したのが、静岡地検の😊神村昌通検事正でした」(前出・法務省関係者) <記事全文はこちら>

 山腰修三の名前は初めて見たが、良い評論だと思った。

2020年2月21日 20時49分

いいね!

2020/5/13 事態はますます、ひどくなる。黒川氏の定年延長を後付けで正当化するため、またAbeの逮捕を避けようと露骨な法改正に打って出てきた。コロナの危険が続くのに・・・。#抗議のtweetデモも広がっているけど、事態は深刻だ。


天皇退位と憲法 Cover

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春が来ると桜が咲く。真っ先に咲く河津桜。いつも木村さんのお花見で会ったあの方の尽力で植樹された桜だ。なかなか大きくならない、ちょっとまばらで寂しい。でも、今年の花びらは去年より大きくて素敵だ。

   梅も咲いてました。


河津桜, 大川, 2019   大川の河津桜, 2017   Aさんの植えた河津ザクラ

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  Manazuru (真鶴) Guide Manazuru means “true crane.” The peninsula got its name because it supposedly looks like a crane with its wings outspread. Maybe if you squint?
First up: the beautiful Manazuru peninsula, on Saturday Oct. 3.   All that green at the right is the O-Hayashi (“Great Woods”), a forest that has remained undisturbed since the Edo period. That’s rare in Japan, where so many forests were burned for fuel during the war.
Manazuru is a very old town, traditionally centered on fishing and stone cutting. It is most famous for its Kibune Matsuri festival, held every July, and komatsu-ishi 小松石, a local stone used in constructing Edo Castle and many traditional Japanese gardens.  (This stone was also used for the exterior walls of the Western-style house in the Kyu-Furukawa Garden in Tokyo, not to mention the outdoor tables at Roku Roku sushi restaurant in the Hyatt in Roppongi. How’s that for trivia?)  The Mitsu-Ishi (“Three Rocks”) shrine at the tip of the peninsula. It’s possible to tip-toe out to it at low tide. Today, Manazuru is known in city-planning circles for its emphasis on preserving local beauty and nature. In particular, it is noted for the O-Hayashi お林(“Great Woods”), a forest on the end of the peninsula that has been undisturbed since the Edo Period. We’ll start our tour of Manazuru with a ride on a sightseeing boat to get an overview of the peninsula from the water, passing rock quarries and commercial fishing sites with nets in the water. And we’ll get a great view of the O-Hayashi as well as the famous Mitsui Ishi (三ツ石) “Three Rocks”).         
Having a woods so close to the ocean creates a unique eco-system because nutrients from the leaves dropped by the trees are carried by rain into the ocean, providing food for a wide range of fish.  That’s why it’s also called the “uo-tsuki hayashi” 魚付き林 (“woods with fish”).   We’ll go into the woods in the company of the gūji 宮司 (priest) of Kibune Shrine 貴船神社  to an little branch shrine deep among the trees, where he’ll explain and demonstrate for us the Shinto rite that is performed there every year to protect the local fishermen and ensure good catches.  

真鶴半島 魚つき保安林「お林」

1 お林の歴史
御料林

御料林だったころのマツ林

 江戸時代、明暦の大火により木材が大量に必要になったことから、幕命により小田原藩に割り当てられた15万本のマツ苗が萱原だった真鶴半島にも植林されました。明治維新後には、皇室御料林として一般の人は立ち入ることはできず、マツ林は見回り人により大切に保護されてきました。明治37年 森林法に基づく「魚つき保安林」に指定され、真鶴町漁業を支える大きな役割を担っています。

 昭和22年 御料林は国有林となり、昭和27年には真鶴町に払い下げられ、マツだけではなくクスノキやスダジイなどの巨木が生い茂る混交林となり、真鶴町の神聖なる場所として大切に守られてきました。

 昭和40年代に入ると全国的に「松くい虫」の被害が顕著となり、お林のマツも松くい虫被害の拡散を防ぐため、スプリンクラーによる薬剤散布や被害木の伐倒駆除、薬剤の樹幹注入を実施し、マツの保護に努めてきました。

 お林を含む真鶴半島の先端部分は、海と沿岸部、そしてお林の連続性が一体となった生態系を有しており、豊かな自然環境の要素が詰まっています。

【お林のあゆみ】

◆ 1661年(寛文元年)小田原藩による松苗の植林。以後、立ち入り禁止の御留山となる。◆1800年後半   明治維新後、皇室「御料林」となる。  ◆ 1904年(明治37年) 森林法に基づく「魚つき保安林」に指定 ◆ 1947年 御料林は国有林となる。 ◆ 1952年 国有林が真鶴町に払い下げられ、移管される。 ◆ 1954年 「神奈川県立自然公園」に指定(特別地域48ha、普通地域90ha) ◆ 1960年「神奈川県立真鶴半島自然公園」に改称 ◆ 1963年「真鶴サボテンドリームランド」開園 ◆1979年 かながわの景勝地50選「真鶴岬と三ツ石」 神奈川県指定天然記念物「真鶴半島沿岸に生息するウメボシイソギンチャクとサンゴイソギンチャク」 ◆ 1984年かながわの名木100選「真鶴半島のクロマツ」 ◆ 1986年 森林浴の森100選「真鶴岬」 ◆ 1988年 かながわの美林50選「真鶴半島の森」 ◆ 1989年(平成元年)「中川一政美術館」開館 ◆ 1991年 かながわの探鳥地50選「真鶴岬」 ◆ 1994年 かながわの花の名所100選「真鶴半島のガクアジサイ」 ◆ 2001年 日本の重要湿地500選(真鶴岬周辺沿岸部) ◆ 2004年 「ケープ真鶴」営業開始(旧 小田急ケープパレス) ◆ 2005年 「お林展望公園」開園(旧 真鶴サボテンドリームランド) ◆ 2006年 ✿「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選「 ✿ 魚つき保安林と小早船」 ◆ 2007年 松くい虫被害対策事業 薬剤の樹幹注入へ完全移行 ◆ 2009年「遠藤貝類博物館」開館(ケープ真鶴併設) 神奈川県指定天然記念物「真鶴半島の照葉樹林」

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魚つき保安林

5 お林保全方針 ~お林の基本的な考え方~

 お林保全協議会では、令和元年7月30日に開催した「第4回 真鶴町お林保全協議会」で、ワーキンググループから提出された報告書をもとに「お林保全方針~お林の基本的な考え方~」を策定しました。

 このお林保全方針は、令和元年度実施予定の「お林調査」や「お林保全シンポジウム」を通して町民の皆さんに周知し、年度末には町の「お林保全方針」として定める予定です。

お林保全方針~お林の基本的な考え方~(PDF:968.4KB)お問い合わせ先