♪ 浜千鳥

浜千鳥 (歌詞つき) 鮫島有美子
浜千鳥  唱歌
浜千鳥 /弘田龍太郎 ピアノ伴奏 日本日本歌曲選集(ドレミ楽譜出版社)より♪
倍賞千恵子の透明感あふれる声の質と歌唱力

「浜千鳥」は1919年(大正8年)に 鹿島鳴秋により詩が作られ、翌年弘田龍太郎によって曲がつけられて雑誌「少女号」に掲載された。弘田龍太郎は「靴が鳴る」「春よ来い」等数々の童謡を作曲。

歌詞の意味は?
童謡『浜千鳥』の歌詞では、「友」を呼ぶ千鳥ではなく、「親」を探す千鳥が歌われている。これは作詞者である鹿島 鳴秋の実体験が反映されているという。鹿島 鳴秋は6歳の時に父が家出をし、母は再婚して他家に嫁いだため幼くして両親と生き別れになった。『浜千鳥』を作詞した当時は仕事も充実しており精神的にも余裕のあった頃。しかし、幼い頃に親から見捨てられた深い悲しみは、大人になっても癒えることはなかったようだ。


「浜千鳥(はまちどり)」

鹿島鳴秋作詞・弘田龍太郎作曲

青い月夜の 浜辺には
親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれでる
濡(ぬ)れたつばさの 銀の色

夜鳴く鳥の 悲しさは
親を尋ねて 海こえて
月夜の国へ 消えてゆく
銀のつばさの 浜千鳥

浜辺にいるチドリ科の鳥
浜千鳥 練習 12/19