・水無月や風に吹かれに故郷へ(上島鬼貫)
・夕立の空傾けて妙義山(川崎展宏)
・向日葵の空かがやけり波の群(水原秋桜子)
・夏空へ雲のらくがき奔放に(富安風生)
・もう空を容れず青田となりにけり(富吉 浩)
・仙人の落ちて来さうな合歓の空(松澤雅世)
・咲き満ちて天の簪kanzashi百日紅(阿部みどり女)
・蛍に暮れねばならぬ空のあり(稲畑汀子)
私も、季語の入った句を!
◆ 七月は湾(うみ)を眺めて過ごしけり
◆ 梅雨明けやベランダの花咲きそろう
◆ 夏の夜やヨットに若者の声響く
◆ 湾(うみ)の朝カヤック数艇走りゆく
◆ムラサキの小さき花よ蕃茉莉
待ちに待った小さな紫色の可憐な花。匂い求めて近づけど、遠い。海からの風を待つべきか、小さな枝を「折って」と頼むべきか。(7/16)
◆ 朝焼けに海もバラ色午前4時 7/20
◆ ベランダに小さきイチゴふたつあり
◆ 熱帯夜なすすべもなく顔洗う 8/26
コロナ後、体調管理が難しい。特に夜の暑さに苦しむ。エアコン・冷風機・扇風機も効かず、寂しく右手で、冷たい水を出し顔を洗ってみる。悲しい。
幼い日、近所の人たちと一緒に楽しんだ山の芋煮会を思い出して・・・ 9/29
◆ ナナカマド枝がお箸の芋煮会
◆ 秋の山赤い実連なり芋煮会
◆ 秋晴れの里に芋煮の声響く
鎌倉の金木犀を思う(2022/9/30)
◆ 🌸鎌倉の庭に香るや金木犀
◆ 誰も来ぬ鎌倉の庭金木犀
◆ 木犀の香り寂しや鎌倉の家
◆(想像・・)訪ね来て庭に木犀の香りきく