♪ Handel / Saul, HWV 53 (Jacobs)

Helen と1回だけ歌った曲はヘンデルのオラトリオSAULだった!懐かしい。お誕生日のお祝いにその思い出を書いたら「覚えてるわ」と。なんて素敵、私が一番好きだった、北ロンドンから来たお嬢様だった。

Thanks Ak***! I remember the singing, I wish I could do that again! Maybe when this covid business is all over, I’d like to start doing music again. I hope you’re very well. He*** xxx

Saul: An oratorio for Soprano, Alto, Tenor & Bass Soli, SATB & Orchestra (英語) ペーパーバック – 2004/1/1
Handel / Saul, HWV 53 (Jacobs)
Ruby Hughes, soprano
Händel – March from the Oratorio “Saul” HWV 53

『サウル』はヘンデルが大きな成功を収めた作品の一つ。ゴリアテに勝利した英雄ダビデと、彼に嫉妬し殺意を募らせ、魔女の力を得ようとするサウル。聖書に基づく劇的な台本を手掛けたのは、のちに『メサイア』の台本も書くことになるチャールズ・ジェネンズ。ヘンデルならではの魅力的な合唱をはじめ音楽も大規模なもので、本格オペラとしても上演される名作です。

登場人物

サウル』(Saul)HWV 53は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが1738年に作曲し、翌年上演されたオラトリオ聖書の「サムエル記」に見られるサウルダビデの逸話にもとづく。

  • サウル:バス – イスラエルの王。
  • ダビデ:アルト[14] – ペリシテ人に勝った英雄。ベツレヘムエッサイの子。
  • メラブ:ソプラノ – サウルの長女。
  • ミカル:ソプラノ – サウルの次女。
  • ヨナタン:テノール – サウルの息子。
  • アブネル:テノール – イスラエルの将軍。
  • 司祭:テノール
サウル:初代のイスラエル王 神を信頼しきれず窮地に陥る

サウルは、「美しい若者で、イスラエル人の中で彼より美しい者はいなかった」(Ⅰサムエル記9・2)と聖書に記されています。サムエルは彼の頭に油を注ぎ(134頁の囲み記事参照)、王に任命しましたが、「よこしまな者たちは、『こいつがどうしてわれわれを救えるのか』と言って軽蔑し、彼に贈り物を持って来なかった。しかし彼は黙っていた」(同10・27)という聖書の記述から、当初は無名の若者が突然王にされたことへの民の戸惑いがあったこと、また、本人も自信をもてずにいたことがうかがえます。(つづく)